今回は、ITの登竜門と呼ばれている基本情報技術者試験に一発で合格するための記事を書いていきます。
基本情報技術者試験を受ける予定の人や、これから学習を始めようと思っている人はこの記事の学習方法を試していただくことで、1発で合格できます。
さらに、試験に合格するだけではなく、実際に開発者として就職・転職した際に、現場で使える知識が身に付く学習になるように紹介していきますので、もしも基本情報技術者試験に合格するだけでなく、しっかり自分の知識となるような学習がしたい人は、今回の記事最後まで読んでください。
基本情報の資格については知っていて、学習したいが、まだ始めていない。
今回は、基本情報技術者試験に合格するために必要な学習方法を紹介します。基本情報技術者試験の概要に関しては触れませんので、こちらの記事を読んでからこの記事を読むとより理解が深まります。
この記事は学習をスタートさせたい人向けの記事です。
こんなあなたへ向けた記事です
- アルゴリズムとはなんのことかを理解したい
- 流れ図とはなんのことかを理解したい
- 基本情報の過去問を解いていて、アルゴリズムのわからない問題がある
- 流れ図の過去問の解き方がわからない
結論:基本情報一発合格は可能です
基本情報技術者試験は、IT関連の知識が全くないIT初心者の方でも1発で合格することができます。
その理由は、僕がそうだったから。
躓いた部分と、合格するにあたってのテクニックみたいなところを解説していきます。
資格取得が目的ではない
まず一番最初に大事なことは、「基本情報技術者試験に合格するのが目的ではないこと」です。
基本情報技術者試験に合格するということは、「IT を活用したサービス、製品、システム及びソフトウェアを作る人材に必要な基本的知識・技能をもち、実践的な活用能力を身に付けた者」と認められるわけです。
つまり、ITを活用したサービスを作成する仕事への転職や、開発者として副業やフリーランスとして活躍することが目的なのです。
仮に、試験合格を目的にすると、試験問題に回答することはできますが、現場では全然役に立たない知識となってしまったり、結局あまり理解できていない状態となってしまいます。
決して、試験に合格することを目的としないように気をつけてください。
基本情報技術者試験の概要が変わる?
2023年4月の試験制度改訂により、今までは「開発者」にフォーカスしていた対象者像を、「開発者を含む、広いデジタル人材」を対象とする発表がされました。
どういうことかというと、今まではプログラミングやSEなどのIT企業に就職したり、IT開発に携わる人を対象に作られていた問題が、IT業界に携わる人以外も必要な知識を習得する必要がある問題に変わるということです。
そのため、問題の難易度的には下がることが予想されています。
基本情報技術者試験の合格を活かして、IT業界への転職や就職を考えているのであれば、試験制度改定前に取得することをおすすめします。
基本情報学習時間の目安は?
基本情報技術者試験に合格した人たちの学習時間の平均は、「約200時間」と言われています。
高校や大学で情報系の授業を受けていた人で、ITの基礎知識がある方であれば、半分以下の「50〜100時間」でも良いかもしれませんが、今回は全くのIT初心者を想定して紹介していますので、200時間くらい必要なんだと念頭に置いておいてください。
参考までに僕の話をすると、仕事でExcelやメールなどは使っていたし、スマートフォンも日常から使いこなし、タイピングは部署で1番早かったのですが、ITの知識は全然ダメでした。なのでIT初心者の200時間ほど学習しました。
PCをいつも使っていて実際の操作はできても、中でどんな処理が行われているのか、その名称などは意外と知らないものなので、初めて覚える内容ばかりです。学習時間はできるだけ確保することをおすすめします。
基本情報一発合格のための学習ステップ
基本情報技術者試験に1発で合格するために僕が今から学習し始めるならこうやるだろうと考えた最強の学習ステップを紹介します。
この通りに勉強すれば試験に合格できるだけでなく、現場で使えるIT知識が身に付けられるので是非オススメです。
基本情報一発合格の学習方法【3STEP】
- 過去問に触れて傾向対策
- IT基礎を身に付ける
- 参考書と問題集で試験対策
過去問に触れて傾向対策【過去問道場が最強】
試験対策として、過去問をときまくることが大切です。そこでおすすめなのが「過去問道場」というサイトです。このサイトは絶対使うので、ブックマークに入れておくことをおすすめします。
過去問道場では。過去の基本情報技術者試験で実際に出題された問題を無料で解くことができます。それだけでなく、無料会員登録をしておくことで、自分の過去の正答率や、苦手分野などもわかるような分析もしてくれるので、絶対使いましょう。
インターネットに接続できる場所なら、スマホでもPCでも利用できますので、スキマ時間で利用することも可能です。基本情報に一発で合格したいなら、使わない手はありません。
IT基礎を身に付ける【おすすめの本紹介】
基本情報技術者試験の過去問を見て、ちんぷんかんぷんだった人。まずはITの基礎から学習していきましょう。
基本情報技術者試験の参考書をいきなり読むと、問題は何となく解ける様になるんだけど、いまいち理解できていない。という曖昧な状態になってしまいます。
例えば、CPUとかメモリというような名前を言われても、「あー、PCの性能か何か?」となんとなく理解している人も多いのではないでしょうか。
基本情報技術者試験では、このようなコンピュータの基礎知識から、ネットワークやセキュリティに関するお話がメインとなっていきます。
結構参考書とかでも説明が端折られていることも多いので、僕はこのシリーズの本を読んで基礎を身に付けました。結構おすすめです。
見るだけIT用語図鑑278 ¥1,980
まずはじめに紹介したいのが。『見るだけIT用語図鑑278』。基本情報技術者試験の過去問や、参考書を見て悲しくなるのが、カタカナとアルファベットの多さ。IT用語に慣れておくために、IT用語図鑑を一通り読んでおくのをおすすめします。
また、IT用語図鑑は辞書っぽく使うこともできるので、基本情報技術者試験終了後も、職場などで活用することもできます。
こんなあなたにおすすめ
- 「基本的なIT用語を知っておきたいけど、文章だけだと理解しづらくて困っている」
- 「IT業界に入社したけど、実際に仕事で使われている単語ってなんだろう?」
- 「ちょっと見てすぐわかるような本はないかな?」
IT用語図鑑 ビジネスで使える厳選キーワード256 ¥1,980
そして、現場で使えるIT用語の知識が身に付くのが『IT用語図鑑 ビジネスで使える源泉キーワード256』です。
基本情報技術者試験の過去問や、参考書を見て悲しくなるのが、カタカナとアルファベットの多さ。IT用語に慣れておくために、IT用語図鑑を一通り読んでおくのをおすすめします。
後の参考書で学習する際にも内容もスッと入ってきたり、忘れたときの辞書代わりに活躍します。
こんなあなたにおすすめ
- 始めて聞くIT用語についていけなくて困っている
- VRやARなど似ている用語の違いを知りたい
- 仕事で、後輩や同僚にわかりやすく説明できるようになりたい
イラスト図解式 この一冊で全部わかるWeb技術の基本 ¥1,848
基本情報技術者試験の学習で僕が一番躓いたのが、Web技術の知識の無さです。そんなときに助けてくれたのが『イラスト図解式 この一冊で全部わかるWeb技術の基本』。
Webの全体像から、HTTPでやりとりする仕組み、さまざまなデータ形式、Webアプリケーションの開発、セキュリティ、システムの構築・運用まで、これからWebにかかわる人が知っておきたい知識をこの一冊で丸ごと解説してくれています。
こんなあなたにおすすめ
- ITの中でも特に、Web周りのことがよくわかっていない人
- そもそもWebとかインターネットについてよくわかっていない人
- メールが送信される仕組みがよくわかっていない人
参考書と問題集で合格率アップ!【おすすめ3選】
ココまで紹介した本は、ITの基礎を教えてくれますが、基本情報技術者試験の参考書は、問題を得コツを紹介してくれています。そのため、参考書と問題集も合わせて講習するといいです。
むしろ、参考書を購入した上で躓いてから、補充するために別の本を購入するのもいいでしょう。
過去問道場だけでは、足りない試験対策は参考書と問題集で補います。おすすめの参考書を3つほど紹介します。
おすすめの参考書・問題集【3選】
- キタミ式イラストIT塾 基本情報技術者 ¥2,310
- イメージ&クレバー方式でよくわかる 栢木先生の基本情報技術者教室 ¥1,848
- うかる! 基本情報技術者 [午前編] 2022年版 福嶋先生の集中ゼミ¥1,760
キタミ式イラストIT塾 基本情報技術者 ¥2,310
『キタミ式イラストIT塾 基本情報技術者』 ではIT初心者の人にありがちな、「横文字が苦手」「数学が苦手」などの苦手意識を感じさせないように、ポップなイラスト・マンガ形式で最後まで読み切れることを意識してまとめられた参考書です。
簡潔に説明されているだけではなく、「なぜそうなるのか」を追求して解説してくれているのでIT初心者におすすめ。
736ページと分厚くボリューミーな印象を与えますが、イラストが多く説明もわかりやすいため、最後まで問題なく読破できるでしょう。
こんなあなたにおすすめ
- とにかく挫折しないでやり切りたい人
- ITの分野での知識にそんなに自信が無い
- 迷ったらこの本を選んでおけばOKです!
イメージ&クレバー方式でよくわかる 栢木先生の基本情報技術者教室 ¥1,848
『イメージ&クレバー方式でよくわかる杉木先生の基本情報技術者教室』は、問題集と参考書が一冊にまとまったオールインワンタイプで理解が深まりやすい参考書です。
出題頻度が高い分野ごとにイラストや図解が豊富に使われていたり、「〇〇とくれば☓☓」のように簡潔にまとめられていたり、特典でついてくる英略語100選暗記カードのおかげで、基本情報で苦手意識の多い計算問題や、横文字の量にも屈せず取り組むことができます。
参考書と問題集が1冊で完結してくれるのが一番いいですよね。
こんなあなたにおすすめ
- 問題集と参考書が分かれてない方がいい人
- 英略語100選暗記カードで横文字対策をしたい人
うかる! 基本情報技術者 [午前編] 2022年版 福嶋先生の集中ゼミ¥1,760
『うかる! 基本情報技術者 [午前編] 福嶋先生の集中ゼミ』 の特徴はなんといっても動画コンテンツです。
著書を購入した人に特典で参考書の文字だけではわかりにくそうな部分を動画で解説してくれていたり、過去問の解き方を動画で解説してくれています。
本だけだと理解が難しいときに、動画を見て学習することでよりわかりやすく説明してくれていたり、過去問の解説もしてくれているので、解き方のテクニックも学ぶことができます。
こんなあなたにおすすめ
- 本やテキストでの学習だけでなく動画でも学習したい人
- 過去問の解説を優先的に学習したい人
独学に自信がない人はスクールを!【オンライン・通信講座】
基本情報技術者試験などの資格は、スクールを利用するのも、参考書で学習するのも結局は同じテストを解くので、僕は独学でもいいかなと思っています。
しかし、今から学習を始めるのであれば、ちょうど試験概要が変化するタイミングなので、試験対策が難しいです。
そこで試験対策のプロであるスクールを利用するのが安心という人も多いのではないでしょうか。独学よりおコストは掛かりますが、そんな中でも比較的安価に受けられる基本情報技術者試験講座を2つ紹介します。
おすすめオンライン講座【2選】
スタディング

スタディングは、短期間で合格した人々の勉強法を徹底的に研究し、開発した学習ツールです。基本情報技術者試験だけでなく、中小企業診断士や司法書士などの難関資格の講座も備えているオンライン講座サービスです。
旧来の資格スクールや通信講座のネックである、「教室に通えない」「テキストだけではわかりにくい」「受講料が高い」を解決する目的で開発されているので、「オンラインで完結」「わかりやすい動画コンテンツ」「安い授業料」を実現しています。
動画講義に加えて、メモや検索機能が充実したWEBテキスト、自動採点機能付きの問題演習、学習レポート機能など、効率的に学習するためのシステムが用意されています。
まずは、無料お試しができるので、講座の雰囲気を確かめてから購入してもいいですよ!
BizLearn

BizLearn(ビズラーン)では、学び続けるビジネスパーソンに必要なスキルスタンダードのeラーニングコースをご提供してくれるサービスです。
Bizlreanにも、基本情報技術者試験の講座があり、特徴は「午前試験免除制度」が受けられる点です。基本情報技術者試験には「午前試験」と「午後試験」があると説明しましたがmBizLearnの講座で学習することで「午前免除修了試験」を免除することができます。
今なら、「U25割キャンペーン」で講座料金が35%オフだったり、講座を受けてみてわかりづらければ全額返金制度が使えたりと、安心感とお得感がましていますので、一発で合格を目指しているのであれば、ぜひ利用してみてください!
まとめ:基本情報はIT初心者にこそおすすめ!
基本情報技術者試験に1発で合格できる学習方法を紹介しました。僕が始めて基本情報技術者試験の学習をした時、ITについて知らないことばかりだなぁという印象でした。
プログラミングを学習するときに、基本文法とかを習得した後に基本情報技術者試験の学習を始めたので、余裕だと思っていたのですが、また違うジャンルなのだなぁと感じたのが懐かしいです。
就職・転職を考えている人や、プログラミングに興味がある人は、ぜひ学習することをおすすめします!
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