Pythonをこれから学習してみようと思っている人の中で
- Python習得したら何ができるようになるの?
- Python習得したらどんな仕事につけるんだろう?
- Python習得するにはどうしたらいいんだろう?
このような疑問を持っている方もいるのではないでしょうか?
今回はこのような疑問を解決していきたいと思います!
- Pythonにできること
- Pythonではできないこと
- Python習得したら携われる仕事
- Python習得方法
Pythonとは
Pythonとは1991年にオランダで開発されたプログラミング言語で、「シンプルなコード」「豊富なボキャブラリー」が特徴の言語です。
YouTubeやInstagramといった有名なサービスの開発にPythonが利用されていたり、近年注目されているAI開発にも利用される将来性の高いプログラミング言語です。
Pythonでできることと、習得した際に携われる仕事にはどのようなものがあるのかを後述していきます。
Python習得した人ができること【5選】

Pythonを習得した際はどのようなことができるようになるのでしょう。
今回はプログラミング初心者の方でもイメージをしやすいように、解説してみました。
下記6つがPythonを習得した際できるようになることです。
- AI開発・機械学習
- Webアプリケーション開発
- データ処理・分析・解析
- ブロックチェーン技術開発
- 組み込み系システム開発
AI開発・機械学習
Pythonといえば「AI開発・機械学習」と言ってもいいほどにまずはAI開発・機械学習ができるようになります。
AIとはコンピュータを利用して人間の知能のように、判断や処理を行えるようにするのことで、1950年代から研究が進められていたにもかかわらず、最近になってまた注目を浴びているのは機械学習と呼ばれる技術の登場によるものでした。
Pythonでは、AI開発・機械学習をする上で必要な数学・統計学の分野で扱うライブラリが豊富なため、AI開発や機械学習をする上で利用するのに向いている言語と言えます。
Webアプリケーション開発
Pythonを使ってWebアプリケーションの開発をすることも可能です。
先述しているように、誰もが知っているYouTubeやInstagramといったサービスの開発にも利用されており、これからもいろんなサービスを開発するのに利用される言語と言えるでしょう。
Webアプリには「フロントエンド開発」と「バックエンド開発」の2種類があり、フロントエンドはユーザーが見る画面部分の作成を行います。
Pythonはバックエンド開発をするのに利用されることが多く、ログイン情報が正しいかデータベースに問い合わせたり、適切なソースコードを返したりする、管理者側のシステムを作るのに利用されることが多いです。
データ処理・分析・解析
Pythonではデータ処理・分析・解析するのが得意なプログラミング言語と言えます。先述したAI開発や機械学習には大量のデータの処理や分析が必要なのですが、Pythonにはそれらを可能にするライブラリやパッケージが豊富に用意されています。
例えば、Webスクレイピングという技術です。スクレイピングとは「データを収集し、分析しやすいように加工する作業のこと」でPythonを使ってスクレイピングをするプログラムを作成することができます。
大量にデータを収集し、分析や解析をするのに長けているプログラミング言語と言えます。
ブロックチェーン技術開発
Pythonは近年注目されているブロックチェーンの開発にも利用されています。
ブロックチェーン技術とは近年よく耳にする「BitCoin」などの暗号通貨に利用されている技術で、「取引履歴を暗号技術によって過去から1本の鎖のようにつなげ、正確な取引履歴を維持しようとする技術」のことです。
この技術によって可能になったのが中央管理者をもたずして、分散的に管理をすることが可能になりました。
管理者を特定するのではなく、「みんなで監視や管理をしようね」という新しい管理方法を可能にした技術です。
Pythonにはブロックチェーンを作るのに役立つライブラリや外部パッケージが豊富に用意されており、比較的簡単にブロックチェーン技術を使ったプログラムを作成することができるのです。
組み込み系のシステム開発
Pythonでは組み込み系のシステムの開発も可能です。
組み込み系のシステムとは近年よく耳にする技術「IoT(アイオーティー)」がその一つで、洗濯機や電子レンジのような電子機器に搭載されるシステムのことです。
例えば、最寄り駅にスマートフォンが着いた時に自動で冷房がつくようなエアコンを開発したり、洗濯する服の量に応じて水の量を変えるのも組み込み系のシステムです。
Pythonが組み込み系のシステムを作成するときは先述したAIを用いた組み込みを行う際に重宝されるでしょう。
Pythonでできないこと(Pythonが苦手なこと)【3選】

Pythonは汎用的なプログラミング言語でできない事自体は少ないです。ただ、Pythonを使うより、他の言語を使ったほうがいいこともあるのでそれを紹介していきます。
下記の開発だけをしたい、下記ジャンルの開発にしか興味ない方はPythonではなく、違う言語を学習することをおすすめします。
- ゲーム開発
- モバイルアプリ(スマホアプリ)開発
- Webデザイン
ゲーム開発
Pythonでゲーム開発することは不可能ではないです。実際にゲーム開発ができるライブラリも用意されています。
ただし、Pythonはインタプリタ型の言語であるため、動作がコンパイラ型の言語と比べ処理の速度が遅いため、近年人気のある3Dのゲーム開発には向いていません。
ただ、スーパーマリオブラザーズのような2Dのレトロなゲームを作成するくらいであればできますが、もっと高度なゲームを作成したいのであればC#を学習することをおすすめします。
スマホアプリ開発
Pythonを使ってスマホアプリ開発をすることも不可能ではありませんが、スマホアプリを開発することを目的とする人が一番最初にプログラミングを学習するのにはPythonはおすすめしません。
先述したようにPythonは処理速度がコンパイラ型の言語と比べて速いとは言えないプログラミング言語であるため、スマホアプリの開発を目的にするのであれば、コンパイラ型の言語である、SwiftやKotlin、Javaを学習することをおすすめします。
Webデザイン
PythonにはWebデザインができません。
Webデザインとは、Webサイトのデザインを作成することで、HPやブログの見た目を自分好みに変えたり、クライアントの要望に沿って作成したりすることですが、PythonにはWebデザインをするような使い方はできません。
Webデザイナーになりたい人はPythonではなく、HTML・CSSやJavaScriptの学習をおすすめします。
Python習得で仕事の業務を効率化する活用例

それでは実際にPythonを使ってできることが身近に感じられるように、普段仕事を使っているであろうポイントでPythonを使った活用例を用いて紹介していきます。
【Python×エクセル】Excel操作
「100人の顧客情報があり、それを集約したエクセルファイルがあり、一人ひとり情報を確認し、Excelに名前、住所、年齢などの情報を手入力している。」
こんな日々当たり前に繰り返している作業もPythonを使えば自動化できます。

今詳しい解説を準備中なのでもう少々お待ち下さい。
【Python×スクレイピング】データ収集
欲しいものが合った時、アマゾンとヤフオクとか色々なショッピングサイトがあって、その中で一番価格が安く売られているサイトで買い物がしたい!
そんな時Pythonを使えば普段手動で行っているようなデータ収集も自動化できます。
スクレイピングというデータ収集する技術を利用して、予め設定したショッピングサイトで商品名を検索して価格の一番安い価格をPythonで表示させるプログラムを組みます。

今詳しい解説を準備中なのでもう少々お待ち下さい。
Pythonを習得すると携われる仕事【4選】

Pythonを習得するとどのような仕事に携われることができるのでしょうか。
4つの例を紹介します。
AIエンジニア
Pythonを習得することで、AI開発を専門として行うAIエンジニアとして仕事に携わることができます。
AIエンジニアは予め用意された仕様書や企画書通りにシステム開発を行うという点では一般的なITエンジニアと同じですが、開発するシステムにプログラミングのスキルだけでなくAIの知識が必要になるため、他の言語を習得しているよりも幅が広いジャンルで仕事ができます。
AI技術を採用している企業や現場で働きたい人にはPythonがおすすめです。
データサイエンティスト
データサイエンティストはビッグデータなど大量のデータから必要な情報を収集したり、分析することに長けたプロフェッショナルです。
近年AIやIoTを利用したサービスが注目されているため、大量のデータを扱うことのできるデータサイエンティストという職業も注目されています。
Pythonを習得することは、データ収集・分析の効率化ができるようになるため、データサイエンティストとして働く上で重宝されるスキルといえるでしょう。
Pythonエンジニア
Pythonを使ったシステムの設計やプログラミングを行う職業をPythonエンジニアといいます。
当たり前のことながら、Python を習得した人はPythonエンジニアとしての仕事に携わることができます。
業務内容としては、Webアプリケーション開発におけるサーバーサイド(バックエンド開発)の開発を担当したり、データ分析を行ったりすることが多いでしょう。
マーケティング
Pythonを習得することでデータ収集・分析の効率化できるため、大量のデータから分析が必要になるマーケティング関連の仕事にも活かすことができます。
マーケティングとは「市場分析」のことで、様々な職種で必要とされる人材です。
そのためIT業界だけにとどまらず、飲食店やアパレルなどの販売促進を狙ったマーケティング担当という立ち位置の求人も狙えるでしょう。
よってAI開発やIT業界だけでなく、飲食業界やアパレル業界など幅広いジャンルの仕事にも携わることができるのもPythonのおすすめポイントでもあります。
Python習得までの道

Pythonを習得するにあたって大事なのは基礎学習を最短で終わらせ、実際に何かを作ってみることが大事です。
そのため、まずは基礎学習をする上でおすすめの方法をご紹介します。
本・書籍
まずは独学でPythonを習得したい方向けの「本・書籍」を使った方法です。
自分のペースで習得することができ、何度も繰り返し読むことで着実にPythonの基礎が身につきます。
おすすめの書籍は下記です。
オンライン学習
アプリやサイトを使ってPythonの基礎学習をすることも可能です。
Progateではスライドで学習しながら実際にコードを書いてみるアウトプットもできるサイトとなっており、独学でPythonの基礎を身につけるのにはおすすめです。
ドットインストールも3分の動画でプログラミング学習ができるサイトで、スキマ時間等を利用してPythonの基礎を身につけることができます。
Progateやドットインストールはしっかり基礎を身に着けようとするなら有料会員登録をする必要がありますが、月1000円程度とかなりリーズナブルな料金設定となっています。
ただ、無料で学習したい方におすすめなのがYouTubeです。
YouTubeは誰もが知っている無料動画配信サービスですが、しっかりPythonの基礎を解説してくれているチャンネルが数多く存在します。
自分に合ったわかりやすい説明をしてくれているチャンネルを見つけましょう。
プログラミングスクール
- 自分に独学は向いていない、
- 独学で頑張って学習したけどいまいち理解できなかった
そんな人におすすめなのがプログラミングスクールを利用した学習です。
まとめ
今回の記事では、Pythonを習得した先の未来に何があるのか。「できるようになること」「携われる仕事」についてまとめていきました。

・Python勉強してみようかなぁ!
・ちょっと業務の自動化したいし、Web開発やデータ分析などにもチャレンジしたいんだけど!
・AI開発とか面白そうだから学習してみようかな!
などと感じた方に関しては是非Pythonから学習してみましょう!
他にもPythonの学習方法や、実際にプログラムを作成したりする手順などについても触れていますので、他の記事も読んでみてください!
- Pythonにできることは様々!
- AI開発・機械学習
- Webアプリケーション開発
- データ処理・分析・解析
- ブロックチェーン技術開発
- 組み込み系システムの開発
- Pythonにもできないことがある!
- ゲーム開発・モバイルアプリの開発・Webデザイン
➡これらに興味があるならPython以外を学習しよう!
- ゲーム開発・モバイルアプリの開発・Webデザイン