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第一志望に合格できず、浪人するかしないか悩んでいるもしくは浪人しか選択肢がないあなたへ。僕自身も受験した大学すべてで不合格、就活もしてなかったので浪人しか選択肢がありませんでした。
ただ僕の場合、浪人生活の1年間が人生を大きく変えたと思っています。
そこで今回の記事では、これから浪人するかどうか悩んでいる人や、浪人予定の人が「後悔のない浪人生活を送れるように」3つの体験談を紹介していきます。
- 浪人してよかった体験談
- 浪人をして辛かった体験談
- 体験談を踏まえてあなたが浪人するべきか、しないべきか
不合格を経験して辛いと感じることもあるかとは思いますが、結果的によかったと思えるようにこれからの行動一つ一つを変えていきましょう!
浪人の経験で人生変わった体験談|よかったこと辛かったことを紹介
僕は大学受験に失敗して、前期と後期ともに不合格だったので、就職か浪人の2択しかありませんでした。就職するには人間ができていないと思っていたので、浪人する選択をしたのですが、結果的に浪人生活の1年間が人生を大きく変えてくれました。
人生を変えてくれたのは、よかったことだけではなく、辛かったことも要因としては大きかったので、両方を紹介します。
浪人してよかったこと
- レールから外れる楽しさを知れたこと
- 理想の暮らしを考える時間ができた
- 友達の経験を聞いたうえで大学選びができる など
浪人して辛かったこと
- 不合格を実感したとき
- 大学入学してから、同い年に敬語を使っている自分に慣れるまで
- 親に心配をかけてしまったこと
正直辛かったことはあんまりないんですけど、すぐに初めての経験として違和感はあったので、
浪人を経験してよかった5つのメリット
僕は浪人肯定派です。なぜなら浪人をして人生がいい方向に変わったからです。
浪人生活を通して僕が感じたメリットは以下の通り。
これから浪人するかどうかで迷っている人は特に、立ち止まる恐怖があるのは間違いありません。
立ち止まる不安が少しでも緩和できるように、メリットを紹介しておきます。
レールから外れることは意外と楽しいことを知れたこと
浪人生活を終えてみて感じているのはレールから外れる楽しさを知れたことです。
今まで小中高と当たり前のように過ごしてきた僕たちは、浪人をすることで初めて、立ち止まり、大多数が走っていたレールの上からはいったん外れた生活を送ることになります。
ただ、レールから外れることは悪いことなのではなく、むしろメリットもたくさんあったので、是非紹介させてください。
レールから外れることで得られたメリット
- 自分の人生をより大切に考えられるようになった
- 親や恋人など大切な人を大切にしようという気持ちが強まった
- 反骨精神でどんな選択にも責任を持てるようになった など
詳しくは以下の記事で紹介しているので合わせて読んでみてほしいのですが、一度立ち止まる大切さを知れる浪人生活は人生を変える上では大切なメリットです。
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ライフプランの見直しに時間を使える
浪人で人生を変えられたのは、浪人生活中にライフプランやキャリアプランについて見直す時間を作れたからだと思っています。
浪人生活中はなにも勉強だけに時間を使っているわけではなくて、バイトしたり、友達と遊んだり、ライフプランを考えるために自分と向き合ったり色んなことに時間を使えます。
高校生活を送っていると、部活や学校行事などを全力でやっていた人ほど、人生についてあまり考えることなく周りが大学受験をするから自分もするのが当たり前だと思っている人も多いのではないでしょうか。
実際、僕の周りの友達で、自分のやりたいことが明確に決まっていて、その目標のために大学に進学した友達は圧倒的少数派でした。1年間のまとまった時間で、もう一度自分の進路をゆっくり考えることができるのは浪人する上でのメリットです。
友達が先にキャンパスライフのリアルを見せてくれる
浪人中、同い年の友達が先にキャンパスライフのリアルを見せてくれたことで、僕の大学選びや大学生活の行動が変わったのも人生を変えた大きな要因です。
志望校に先に入った友達がキャンパスライフを送っているのを羨ましく思う反面、イメージと違うことに気づけることもあるし、イメージ通りで更に行きたい気持ちが増すかもしれません。
実際に僕は浪人時代入ったバイト先で、同い年の友達が行っていた大学で学べることを聞いて興味を持ったり、現役時代行こうとしていた志望校に行った友達が、あんまり楽しそうではなかったのを見たりして、志望校をガラリと変更しています。
また、浪人せずに第二志望の大学に行って後悔している友達もいたので、先に自分の周りに大学生がたくさんいる生活をすることは、キャンパスライフのリアルを先に見てから進路を選べるのでメリットです。
浪人の1年間を取り返そうと行動力が増す
浪人生活を後悔することなくよかったと思えるように行動力が増したのも大きなメリットです。僕がもし第一志望に合格していたらもっとぬるく生きていただろうなと思えるくらい大学1年生の時は行動していたと思います。
1年生から長期インターンに参加してみたり、興味のあるサークルにはすべて参加してみたり、他の大学の人たちとも交流を深めて、情報交換をしたりしていました。
浪人生活では、人間としては成長できてはいたのですが、どこか立ち止まっていたと感じている自分もいたのと、1回挫折を味わったことで、失敗を恐れずにチャレンジできたこともあり、人生が変わった要因です。
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柔軟な価値観が持てるようになった
僕の人生を大きく変えた浪人生活で得たメリットとして、柔軟な価値観が持てるようになったのもあります。
年齢なんて関係ないと感じられたことや、偏差値よりも大事なことがあると感じられたこと、大卒のメリットデメリットについて考えさせられたことなど様々です。
現役時代に第一志望に考えていた大学とは、学部も違い偏差値も下げたので、浪人前と後で人が変わったように考え方が変わっていました。
大学受験の失敗という経験がよかったと思えたのは、柔軟に物事を考えられる価値観を手に入れられたことが大きいです。他にも大学受験を失敗してよかったと思えたエピソードがあるので詳しくは下記の記事を読んでみてください。
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浪人して辛かった3つのこと
浪人時代辛かったことは、正直あんまりないです。同じ高校の友達で浪人している人も多かったので、浪人中に辛かったことよりは、その後の大学生活で1年の遅れを感じる瞬間に慣れるのに時間がかかりました。
浪人して辛かった3つのこと
不合格を実感したとき
浪人が決まった瞬間よりは、第一志望に不合格だったときはじめて挫折を感じました。
ただ、僕の学生時代は今よりももっと世の中をなめ腐っていて、早く挫折を味わっていないと、大きな過ちを犯していてもおかしくない人間性だったので、不合格でよかったと思っています。
世の中をなめ腐っていたのが功を奏したのか、浪人が決まった次の日にはバイトの求人誌を買って、目ぼしいバイト先へ応募の電話をかけていたので落ち込んでいた時間はほとんどありませんでした。
後期で受けた大学はそもそも第一志望ではなかったので、落ちてホッとしている自分もいたのだと、今思い返すと結論付けています。
大学入学してから、同い年に敬語を使っている自分に慣れるまで
世の中をなめ腐っていた僕は、プライドも高かったので、大学入学してから一つ年下の同級生からのため口や、同い年だけど先輩の人たちへ敬語を使っている違和感に慣れるのに時間がかかりました。
外面では、「ため口でいいよ~」とか「先輩~」と後輩面をしていましたが、違和感は感じていたのは間違いありません。
ただ、社会人をしていたら年上の部下を持つことも多いですし、逆に年下の上司ができることだって珍しくありません。大学生活の間に年齢よりも実力社会であることを経験しておくと慣れも早いかもしれませんね。
むしろただ年齢だけ重ねた実力のない大人にだけはなりたくないと思えるので、より実力主義になれると思います。
親に心配をかけてしまったこと
少なからず、僕のことを応援してくれていた親に心配をかけてしまったのは、1番辛かったです。
すぐにバイトを始めて、1年間で浪人を卒業し人間性はまともになれたところもあるので結果オーライではあるのですが、実際のところ最初の内は心配がかかっていたのは間違いありません。
一方で心配をかけてしまった分、親孝行をしてあげようと行動できている今があるので、親孝行に関してはこれから先もしっかりと続けていこうと思っています。
僕もまだまだ親孝行が足りていないと感じている部分は多いですが、浪人をしていなかったらもっと親と疎遠になっていたかもしれないと思うと迷惑や心配をかけてよかったのかもしれないとさえ思っています。
浪人するかどうか迷ったときはライフプランを考えよう
浪人するかどうか迷っている人に対して僕が伝えられることは、「ライフプランとキャリアプランを考えてから歩みだしてください」ということ。
すべり止めで受けた大学に合格しているのであればなおさらで、別に行きたいと思っていない大学に通う4年間の過ごし方はとても重要です。
僕の周りには、行きたくもない第二志望の大学に行った結果、サボりがちになって単位を落とし、結局中退している友達も何人か知っています。
浪人するかどうか選択できる今だからこそ、改めて今後のライフプランについて一度じっくり考える時間を作りましょう。
大学に行く目的を考える
浪人で人生を変えられたのは、大学に行く目的を考え直せたからと言っても過言じゃないと思っています。もともと理系学部を志望していた僕は結果的に経営学部に進んだので文転も経験しています。
大学生活で何を得たいのか、もしくは大卒を活かしてどんな社会人になりたいのかを考えてみてください。
世間一般的に考えられている大卒のメリットとしては以下の通り。
大卒のメリット
- 高卒よりも平均年収が高い
- 新卒で入社できる選択肢が広い
- 海外移住の際に大学を見られることがある
大学卒業後の理想の暮らしについて考えてみる
そもそも浪人してまで大学に行く意味って何だろう?と疑問に感じている人も多いのではないでしょうか?
僕は浪人が決まったとき、大学選びの前に大学卒業後の理想の暮らしについて考えてました。いわゆる逆算思考です。
周りにいる社会人の代表が両親だと思うのですが、両親の生活で真似したいことと真似したくないことを考えたり、バイトを始めてからはバイト先の社員さんの生活で羨ましいと思うことや反面教師にする点などを考えていましたね。
結果、就職したくないと思って、就職しないでお金を稼ぐ道を模索した今があります。就職しない道を考えたときに大卒もいらなかったのですが、経営を学びたくて経営学部を受験しましたね。
大学生活の内からキャリアプランについて考えておく
浪人で人生を変えるためには、大学に受かってからの行動も大切です。常にライフプランやキャリアプランを見直し、理想の暮らしに繋がっているかどうかを考えてあげましょう。
僕が1年生から長期インターンに参加したり、たくさんのサークル活動に参加していたのは人間関係を増やして、起業したい仲間を探すためでした。
結果的に長期インターンでの経験が、就職したくない欲を倍増させて、ビジネスを学びたくて変なビジネスにも引っかかったりしましたが、ブログや動画編集など就職せずに稼ぐ今につながっているのだと確信しています。
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浪人生活1年間のスケジュールはどんな感じ?
僕は予備校に通ったりせずに、独学で1年間を過ごした宅浪経験者なのですが、1年間のスケジュールとしては以下のような感じでした。
ぺぺまる1年間の浪人スケジュール
- 学費を自分で支払うために夏までのバイト生活
- バイトと勉強の両立期間
- 受験直前の集中期間
予備校に通ってゴリゴリ難関大を目指したい人からすると全然スケジュール感が違うと思うのですが、浪人をあんまり重く受け止めずに、軽い気持ちで浪人を始められる一つの例としてとらえてください。
学費を自分で支払うために夏までのバイト生活
僕の場合、予備校に通うにしろ親には迷惑をかけないために自分でバイトして稼いだお金で大学にも通ってやろうと思っていたので最初に始めたのはバイトです。
高校時代はバイトをしたこともなく遊びほけていたので、バイトしてお金を稼ぐのは大変でしたがとても楽しかったです。
バイトで仲良くなった大学生たちに地元の大学生活の実情を聞けたのもよかったですし、過去問や問題集をもらったりして、勉強に役立てたり、バイトはメリットしかありませんでした。
バイトと勉強の両立期間
夏を過ぎたくらいからバイトをしながら、勉強も両立しようと思って、若干シフトを減らして両立していた期間もあります。
僕は家では全然勉強できるタイプではなかったので、カフェやフードコート、図書館など、あなたが集中できる勉強スポットを探す旅に出かけるのもおすすめです。
僕の場合は現役時代よりも志望校の偏差値が下がったので気楽に勉強したのと、現役時代には間違いなく勉強の仕方を間違えていた分析もできていたので、浪人中の勉強は楽でした。
難しいのは、勉強する仲間がいないのでモチベーションの維持。学生時代からモチベーションを上げるためにいろいろな方法を考えて試してきてはいたので、モチベーションに不安がある人は下記の記事を参考にしてみてください!
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受験直前の集中期間
僕の志望校は難関大学ではなかったので、学生のテスト前くらいの感覚で大学受験も乗り切れると思っていたので、旧センター試験前からはしっかりと勉強に集中できる期間を作ってもらって勉強をしました。
1つの大学しか受けていなかったのですが無事合格できたのでキャンパス生活が始まったような流れですね。
その後、浪人の1年間を取り返すように、シャカリキに長期インターンやビジネス活動を頑張り始めた経験が大きいでしょう。
浪人前によくある質問
浪人生活で失ったものはありますか?
特にありません。
浪人生活では、「レールから外れる楽しさを知れたこと」や「大学に行く意味を改めて考え直す時間」など、得られたものがとても多いです。
僕は特に現役時代でめちゃめちゃ受験勉強を頑張っていたわけではないので、何となく就職したくないから大学に行こうと思っていましたが、そもそも就職しないために、経営学や起業について学べる大学へ行こうと思えました。
結果、大学で学びたい欲が今はなくなってしまったので大学中退中ではあるのですが、また学びたいことが出てきた暁には編入試験を受けたいと思っています。
浪人したのにFラン大学は恥ずかしいですか?
全く恥ずかしくありません。
大学に通う目的をしっかり考えられたのであれば、Fラン大学であろうと、難関大であろうとどこでも変わりません。
社会に出てからは大学の名前ってあんまり使われることはなく、むしろ難関大を出ているのに仕事ができていなかったりすると、低学歴の人たちからの攻撃の的になっているのも見たことあるので本当に善し悪しあるというのが僕の見解です。
浪人してまで大学に行く意味は何ですか?
人間関係とキャリアプランの構築に役立てるためです。
僕は大学での出会いから始まり、今も定期的に会う友達が割と多いです。仕事の情報交換をしたり、プライベートの時間の充実にはとても大切な人間関係。
まとめ:浪人を経験すると人間として一回り成長できます!
浪人を1年、2年経験している人はみな、挫折を知っているため、社会人になったときに柔軟な選択ができたり人間として一回りも二回りも成長できること間違いなしです。
注意してほしいのは、勉強漬けになりすぎないこと。
人生について考える時間を作ってあげたり、大学に行きたい理由についてもう一度深く考える時間も絶対に作ってあげてください。
結局正解なんてありませんから、大学に行きたいと本気で思えているのかどうかわからないのであれば、今後どんな人生を送りたいかを考えて逆算したほうが大学に行く目的が考えやすくなります。
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