近年注目されている働き方の一つにフリーランスという働き方があります。フリーランスのことをなんとなく「こんな感じ」とわかっているつもりでも実際にフリーランスとして活躍していない人は不透明な部分もあるのではないでしょうか。
そこでこの記事ではフリーランスとしての働き方がどんな働き方なのかをわかりやすく解説していくとともに、あなたにフリーランスとしての働き方が合っているのか、合っていないのか判断できるように執筆していきます。
最後までよろしくおねがいします。
- フリーランスって何?
- フリーランスとしての働き方ってどんな働き方?
- 自分にはフリーランスとしての働き方は合ってる?
- フリーランスのメリット・デメリット
フリーランスとは?どんな働き方なのかわかりやすく解説します
僕がはじめにフリーランスになろうと思ったのは、「なんか自由そう」と思ったのがきっかけでした。しかし実際には「フリーランスになるのは簡単」ですが「フリーランスとして生活をしていくのは難しい」という結論です。
ただ、フリーランスとしての働き方にはメリット・デメリットがあり、あなたに合っているのか、合っていないのかはまだわかりませんので、この記事を最後まで読んでフリーランスとしての働き方をイメージしてみてください。
そして、自分に合っているんじゃないかと感じた場合は、フリーランスとしての働き方にチャレンジしてみてください。
この記事ではフリーランスとしての働き方を知って自分でもチャレンジするのはアリかナシかを判断できるようになるのが目的です。
フリーランスとは?
フリーランスとは組織や団体に属することなく、一つの仕事やプロジェクトを単発で契約する働き方です。
仕事を依頼する側と、仕事を受ける側の契約で成り立つ関係性で、継続して依頼を受けられるものもあれば単発で終わる仕事もあるのが特徴です。
フリーランスにはプログラマーやライター、コンサルタントや弁護士、様々な職種がありますので、単にフリーランスになるというと、「どこにも所属せずに仕事を受ける人」というのが一番イメージしやすいでしょう。
フリーランスの種類【7分類】
フリーランスの働き方には大きく分けて「独立系フリーランス」と「副業系フリーランス」があります。
例えば「フリーランスとしてだけの仕事だけで生計を立てている人」や「サラリーマンもやりつつ、それ以外の時間でフリーランスとしての仕事も引き受けている人」など様々なフリーランスの人がいます。
前者が独立系フリーランス、後者が副業系フリーランスと呼ばれる働き方です。
2種類フリーランスは更に7種類に細かく分けることができます。
以下の7種類の内いずれかの働き方をしている人が自分のことを、「フリーランスです」と紹介しているわけです。ただその人が、独立系フリーランスなのか、副業系フリーランスなのかでだいぶイメージは変わるでしょう。フリーランスと聞いただけで「すごい人だ!」となるのはまだ早いかもしれないですよ。もう少し話を聞いてみましょう。
フリーランスの種類【7種】
- 独立系フリーランス
- 法人経営者(法人化している)
- 個人事業主(開業届のみ提出している)
- すきまワーカー(定年退職後の人や学生など)
- 副業系フリーランス
- 雇用 × 経営者
- 雇用 × 個人事業主
- 雇用 × すきまワーカー
- 雇用 × 雇用
フリーランスの職種【3分類】
フリーランスには職種も様々で、クリエイティブ系の職種、ビジネス系の職種、職人系の職種の3つに分類することができます。
どの職種であれ、仕事を依頼してもらうにはそれなりの実績やスキルの他に人脈やコミュニケーション力が必要だったりするわけです。
フリーランスの職種【3種】
- クリエイティブ系 ⇒ デザイナー・動画編集者・アーティスト etc.
- ビジネス系 ⇒ プログラマー・ライター・コンサルタント・営業者 etc.
- 職人系 ⇒ スタイリスト・美容師・ハンドメイド作家・スポーツトレーナー etc.
フリーランスとして働くメリット
フリーランスとして働くメリットとして「自由になれる」「収入が青天井」「スキルアップできる」この3つを紹介します。
メリット1:自由になれる
1つ目のメリット「自由になれる」とはかなり抽象的ですが、まずは働く場所や時間帯を全部自分で決めることができます。クライアント(仕事を依頼する人)が納得すれば時間や場所は全部自分で選ぶことも可能です。
例えば、平日3日だけでクライアントが期待する成果が出せるのであれば残りの4日は休んでもいいし、働く時間帯も自由で早起きしなくてもいいことが多いです。休みも自由、友達との予定を合わせやすくなるでしょう。
人間関係も自由でノンストレスで働くことができます。クライアントは自分で選ぶことができるため、嫌な上司や人とは働かなければいいだけですので、自分と思想の似たクライアントと仕事をすることでノンストレスで働くことができます。
メリット2:収入が青天井
2つ目の「収入が青天井」に関しては、サラリーマンの給料は自分ではなく雇用している会社が決めますので、営業で1億円売り上げても給料は月80万円とか。「残りの9900万円はドコイク?」みたいな人もいるんじゃないですか?
それに対してフリーランスは報酬も提案できますので、クライアントが納得する金額で契約して仕事をすることで収入を増やすことができます。
メリット3:スキルアップできる
3つ目「スキルアップできる」に関して。フリーランスになると、自分のやりたい仕事で必要なスキルのみを勉強したりできるため、よりスキルアップしやすいです。会社から言われて資格を取得したり、誰かに言われて身に付けるスキルではないのでモチベーションも下がりづらいです。
更に、スキルを身につければ付けるほど、収入にも反映されやすいので身に付ける欲が増殖していく相乗効果が期待できます。
フリーランスで働くメリット
- 自由であること
- 収入が青天井
- スキルアップできる
フリーランスとして働くデメリット
フリーランスとして働くデメリットは「すべてが自己責任」「収入が安定しない」「お金関係が大変」の3つを紹介します。
デメリット1:すべてが自己責任
まず1つ目は「すべてが自己責任」という点、フリーランスはうまく行かなかったら全て自己責任というのがあります。「クライアントのレスポンスが悪い」のも自分で選んだクライアントなので自己責任。「思ってた仕事と違った」のも自分が打ち合わせで仕事を把握できなかったのが悪いので自己責任。
その他にも怪我や病気になっても自己責任で、誰も守ってくれないので注意が必要です。必要なスキルを誰かが研修プログラムを用意してくれているわけではないので自分で身につける必要があります。社会的信用も自分で少しずつ付けていく必要があります。
デメリット2:収入が安定しない
2つ目は「収入が安定しない」こと。フリーランスは稼ぎやすい反面で、収入が不安定というデメリットがあります。例えば8月の収益は50万円だったけれど、9月は体調を崩してしまったので10万円だったとか。
先月で契約が満了になってしまったので今月からまた仕事を探さなくてはならないがなかなか見つからずに、収入が0になってしまった。なんてことも経験がある人もいるのではないでしょうか。
デメリット3:税金関係が大変
3つ目は「お金関係が大変」です。例えば確定申告をしたことがないと大変に感じたり、社会保険が健康保険から国民健康保険に変わったりすると、保険料が高くなったりするので、そのあたりを知らないとデメリットに感じるかもしれないです。
有給休暇がなかったり、福利厚生を受けられないことのデメリットを感じる人もいるかもしれません。
そのためデメリットをしっかり把握して、対処できるようなイメージを持ってからフリーランスになったりするといいでしょう。
フリーランスとして働くデメリット
- すべて自己責任
- 収入が安定しない
- 経理関係が大変
フリーランスのよくある質問をわかりやすく回答
フリーランスがどんな働き方がわかったことで、更に理解を深めるためによくある質問に答えていきます。
フリーランスで働く人ってどれくらいいるの?
フリーランスとして働く人は、ランサーズの『フリーランス実態調査 2021』によると、1670万人と労働人口の24%もいるそうです。2018年の調査では1151万人だったのが3年で500万人以上増えたところを見るとコロナの影響が強いのではないかと考えられます。
独立系と副業系フリーランスの割合としては、48.6%が副業系フリーランス、残りの51.4%が独立系フリーランスのようです。
フリーランスと個人事業主の違いは?
フリーランスと似た意味で使われる言葉で個人事業主という働き方がありますが、先述したように、個人事業主は開業届を提出して働いている人で、フリーランスの中の一つの働き方です。
ちなみにフリーランスのことを、日本語で自由業と略していることもあり、職業選択欄に自由業という項目があったりします。
フリーランスってどれくらい稼げるの?【平均年収】
フリーランスの平均年収を知っておきましょう。『フリーランス白書2022』によるとフリーランスで一番多い収入範囲は年収200-400万円のようですが、年収1000万円以上は8.8%と少なく感じるかもしれませんがもう一つ知ってほしいのがサラリーマンの年収。
サラリーマンの平均年収は『令和2年 民間給与実態調査』によると、一番割合の多いのは300万円から400万円の階級のようです。サラリーマンで年収1000万円の割合は、4.6%なので、フリーランスよりサラリーマンのほうが年収1000万円は目指しやすいといえます。
フリーランスで、平均年収を調べると低くなる原因は、先述した副業系フリーランスの働き方をしている人がいるためです。別の仕事をしつつフリーランスとしても働いている人のフリーランスとしての収入だけの年収も含まれるので、必然と低くなります。
フリーランスって楽なの?
フリーランスが楽かどうかは、その人次第です。先述したとおりフリーランスには「なるのは簡単(楽)」ですが「(独立系)フリーランスで生計を立てるのは大変」という結論になるのがわかってきたのではないでしょうか。
フリーランスになるのに必要な準備
もしもあなたがフリーランスを目指すのであれば、必要な準備は3つだけです。
それは仕事を受注する準備をすることと、フリーランスになる手続きをする、お金関係の知識を身に付けることです。中でもいちばん大事なのは仕事を受注する準備です。
具体的に見ていきましょう。
フリーランスになるのに必要な準備
- 仕事を受注する
- フリーランスとして活動する手続き
- お金関係の知識を身に付ける
仕事を受注する
フリーランスとして働くのに一番大事なのが仕事を受けることです。
自分にできることを必要としてくれるクライアントがいるのかどうかを調査し、必要であればスキルを別途身につけたりなどして仕事を受注していきましょう。
具体的な仕事の受注方法は、自分の人脈を使ったりSNSで営業したり、クラウドソーシングやフリーランスエージェントを利用する方法などがあります。あなたができる方法で一番やりやすい方法で仕事を探しましょう。
できる仕事の幅をどんどん広げ、収入を上げていくためにも、常に情報収集やスキルを磨くことを意識しましょう。足踏みをしていても靴底はすり減っていきます。「現状維持は衰退と同じです。」覚えておきましょう。
仕事を探すための知識として以下の記事も読んでみてください。
クラウドソーシングとは?登録方法と登録するメリットを解説 >>
エージェントとは? >>
フリーランスになる手続き
フリーランスとして働き報酬を得たものは自分で確定申告をする必要があります。確定申告という言葉を聞いたことがない人は少ないと思いますが、確定申告をまだしたことがない人は結構いるのではないでしょうか。
確定申告は、自分の所得を国に申告する手続きのことで、具体的には「自分はコレくらいの収入を得て、経費がコレくらいかかったので所得はコレくらいです!なのでコレくらいの税金を納めます!」と申告することですね。確定申告について知っておくと良いでしょう。
その他にも、独立系フリーランスになるのであれば、社会保険の手続きも別途必要になるでしょう。健康保険から国民健康保険に変更する手続きや、厚生年金から国民年金に切り替える手続きなどをしていく必要があります。
このように、税金や保険など、最低限のマネーリテラシーを身に付けて置く必要があります。普通のサラリーマンでも必要な知識なのですが、フリーランスは絶対必要な知識です。なぜなら「全て自己責任」なので。
お金関係の知識を身に付ける
フリーランスになる手続きでも分かる通り、確定申告や社会保険などのお金の基礎知識を身に着けておく必要があります。会社員をしているとなんとなく会社がやってくれていた部分が大きいので、所得税の計算だったり、経費計上の仕方がわからなかったりします。
しかしフリーランスはこれらのをすべて自分で行う必要があるため、ある程度の知識は自分で身につけておくのが良いでしょう。
お金の知識に関しては、フリーランスになってからでも身に付けられる知識も多いので、準備ばかりして仕事の受注をしないというのは本末転倒なので、いちばん大事なのは仕事を受注することとおぼえておきましょう。
まとめ:現状を変えたいなら副業系フリーランスから!
もし、フリーランスに関して興味があったり、「現状を変えたい」「将来が不安」「収入を増やしたい」などと考えているのであれば、フリーランスの中でも副業系フリーランスとしてプラスの収入を得ることを考えてみるのがいいです。
ぺぺの部屋では、フリーランスになるために必要なスキルの紹介や、スキルを身に付ける方法をわかりやすく解説しているので、是非こちらの記事も参考に理想の働き方を見つけてみてください!
合わせて読みたい
-
未経験から副業系フリーランスへ!おすすめの職種と収入事情【6選】
続きを見る