いきなりですが、Pythonを学習すると決めている方や、なんとなくプログラミングの学習を始めようとしていて、Pythonがいいと聞いたので気になっている方に質問です。
Pythonを習得して何がしたいですか。
すぐにこたえられた人はこの記事を読む必要はないかもしれないです。
答えられなかった人も大丈夫。この記事を読んでいただく事で、Pythonの習得目的と自分の現在地を明確にでき、学習ロードが見えてきます。
学習効率爆上げ間違いなしです。
- Pythonをこれから勉強しようと思っている人
- Pythonを学習し始めたての人
- Pythonに少し興味を持ち始めた人
- Pythonの学習に壁を感じている人
Python習得の目的と現在地を明確にする理由
冒頭でも説明しましたが、Pythonを習得するために一番初めにやっておいた方がいいことはPython習得の目的と現在地を明確にしておくことです。
既に学習を初めて少し経っている人も、明確になっていない、あるいはちょっとブレて来ているかもしれない人に関してもこの記事を読んで頂くことで再度目的が明確になり、学習効率がバク上がりします。
そのためにまず、目的と現在地を明確にするとなぜ学習効率が爆上がりするのかを明確に示した上で、実際にどのように明確していくのか、具体的な手順を紹介していきます。
Python習得の目的を明確にするメリット
Python習得の目的を明確にしておくと学習効率が上がったり、学習の途中で挫折する可能性が低くなるのが大きなメリットです。その他にも、人生の楽しみが増えたり、一度人生について見直せるのもメリットだと言えるでしょう。
- 学習効率が上がる
- 途中での挫折リスクの減少
- 人生の楽しみが増える
- 人生を見直すいいきっかけになる
例えば、Pythonの目的がないままでなんとなく学習を始めることは、行き先が決まっていないのに家を出る旅行と同じです。何処に行くのかもわからない電車に乗って、着いたところで何をしていいかもわからない状態になってしまう可能性だってあります。
しかし、行く場所を決めておくことによって、どの電車に乗れば目的地まで行けるのか、目的地にはどんなお店があってどんなことができるのか。これを知っているのと知らないのとでは旅行の楽しみ、すなわちPython習得の為の学習の楽しみ度が変わってきます。
挫折リスクが減少するのはゴールが見えているからです。マラソン選手も、42.195kmがゴールと分かっているから走れるわけで、とりあえず限界まで走ってと言われて走れるかとなると42.195km同じペースで走れるかと言われたら話は別でしょう。
その為、Python習得のために学習を始める上で、目的を明確にすることは最も重要なことと言えます。
Python習得の目的の例
Python習得の目的について具体例を考えていきましょう。今回紹介するのは以下の5つにしておきます。
- Pythonを習得して転職したい
- Pythonを習得して副業で稼ぎたい
- Pythonを習得してフリーランスとして稼ぎたい
- Pythonを習得して今の業務に活かしたい
- Pythonを習得して自分の考えるアプリ開発をして起業したい
上記以外にも様々な目的があると思います。一番学習効率が悪いのは「なんとなくPythonの勉強がしたい」という理由での学習です。
テストもなくて海外に行く予定もなく、なんとなく英語を勉強したいと考えて英語を極められる人なんているのでしょうか。僕は見た事がありません(いたらごめんなさい)。海外で仕事がしたい!海外に引越したいという目的があるから英語を学習しようと思うんです。
それと同じで、Pythonの習得にも目的を明確にする必要があります。
「スクレイピングが出来るようになりたい」とか、「Webアプリを開発したい」のような目的もありますが、スクレイピングして何がしたいの?とかWebアプリを開発して何がしたいの?と、もう少し先の話をしたいので今回は省きました。
今Python習得の目的が決まっていなくても、一旦目的を定めてしまって途中で変更しても全然OKです。旅行先だって別に途中で変えてもいいじゃないですか。今一番しっくりくるものを目的地に決めて走り出しましょう。
Python習得の為の現在地チェック
目的地ばっかりだけではなく自分の現在地もしっかりチェックしておきましょう。
北海道に行くと決めて現在地が分からず、沖縄に居るのに船に乗ってしまったらどえらい日にちがかかります。逆に青森に居るなら船でも十分です。このように自分の現在地をチェックしておくことも大切です。
Python習得における現在地とはどんなものがあるでしょうか。ペペの部屋では以下の5段階に分けてみました。
- プログラミングを知らない、興味もない
- プログラミングには興味があるがPythonで何が出来るか知らない
- Pythonは知っているが、Python習得の目的が決まっていない
- Python習得の目的は決まっているが、学習方法が分からない
- Python習得の目的は明確で、学習方法も決まっている
レベル1の人はこの記事には訪れてないと思いますし、4の人にはこの記事は不要なのでそのまま突っ走っていってください。
この記事では主に、レベル2や3の人が4に到達するための、目的を設定することまでをサポートします。もしかすると、この先の目的を設定した結果Pythonではなく、他の言語を選択した方がいいとなる可能性もあるので先に目的を明確にしていきましょう。
Pythonで何ができるかについてはこちらの記事でも紹介しているので合わせて読んでみてください。
余談:僕がPythonを習得したいと思ったきっかけ
余談ですが、一例として僕が当初Pythonwo習得しようと決めた時の話(目的設定の参考になればと)をします。
僕はPythonを習得して自分のアイデアを形にして起業したいと考えて習得を試みました。もともと営業職をしていて商品の良さを伝える事や、ノルマなどの数字を追うことは得意だったのですが、どこかもっといい商品を開発できないかと考えるようになり、自分のアイデアを形にできる力がほしいと考えたのがきっかけでした。
0から1を生み出す力が欲しくて、プログラミングをするとそれが可能になるのでは?と思ったのがきっかけで色々調べてみると、初心者には「Python」という言語がおすすめで、どうやらAIや機械学習をするのに長けている言語らしいと知り、将来性があるなぁと思って、初めての学習はPythonにしようと決めました。
なので、僕の場合は先に目的があって、プログラミングの学習をしようとして、知ったのがPythonでした。
話を戻して実際に目的の設定方法を解説していきます。
目的の設定方法
目的地と現在地を設定するメリットが分かったところで、実際に目的の設定方法を紹介します。
目的が明確にできないからなんとなく学習している人もいるかもしれません。なぜなら僕が最初はそうだったから。今でも時々ブレることがあります。
そんな時におすすめなのがこれから紹介する方法です。
目的の決め方は意外と単純で、3ステップで決めることができます。
- 自分との話し合いをする(人生について)
- Pythonで豊かになるのか考える
- 目的が決まる
自己分析というと苦手意識を持つ人がいるかもしれないので、ちょっと軟らかめに自分との話し合いにしてみました。具体的に説明していきます。
自分との話し合いをする
まずは自分との話し合いをしていきましょう。簡潔にいつと自己分析をするための準備です。セルフミーティングというとかっこいいかもしれません。
おすすめの方法は紙とペンを使って、自分の今置かれている現状と、理想を自由に書きまくります。文字通り書きまくってください。書けば書くほどいいです。
例えば、「給料が手取り13万しかない低すぎるやだやだ、手取り30万円は欲しい~」とか、「彼女がいない、やだやだ高畑充希に似ている彼女がほしい~~」とかとか。紙にその時思いついたことを書いてそれについてどう思うかを書いていくだけでOK。
そうすると、自分の現状と理想、そして現状と理想の差が見えてきます。また自分が人生について、何が大切なのか、現在何が不満でどうすることで解決できるのか、少しずつ見えてきます。
これ、人に見られたら結構恥ずかしいこともあるので、僕は家でちょっと奮発して買ったちょっと良さげな珈琲とかを飲みながら、自分のお気に入りのマグカップに入れて優雅にやっています。(ネガティブに考えすぎずに済みますよ)
Python習得で変えられる悩みはあるか
ノート1ページとか2ページに書きなぐった後、悩みやネックとされる部分があるかと思います。それをPythonを習得した未来なら解決できることがあるかどうかを探します。
例えば、「給料が低すぎる。もっとほしい。」☛ 「Python習得したらどれくらいもらえるんだ?」とか。「親に会える時間がもっとほしい。」「友達とももう少し遊びたい。」☛ 「Python習得したらリモートで働けて親に会いに行ける自由な時間が増えるかも?」とか。
Pythonエンジニアがどれくらい稼いでいるのかは、「Pythonエンジニア 年収」などで検索したらすぐに相場が出てきます。Python リモート 求人」 とかで検索するとリモートで働ける環境がどれくらい用意されているのかも分かる便利な世の中なので、叶えられそうかどうかを軽い気持ちで探します。
軽い気持ちで探す理由は、ネットの情報が全てではないからです。Pythonエンジニアは稼げないという記事もあれば、稼げるという記事もおそらくあります。着眼点としては、平均年収を調べるより、稼いでる人がいるのか。リモートで働いている人は0なのか、0じゃないのか。一人でもいるのであればそれは不可能なことではないということです。
目的が決まる
そこで見つけたものが目的として決まります。
例えば、Pythonを習得することで、時間と場所を選ばない就職先が見つかりそうだから、そこに転職して、地元に引越すとか。
Pythonを習得することで、仮想通貨の自動売買AIツールを作って自動で稼いでいる人がいるみたいだから、自分も自動売買ツールを作成して、働かないとか。
いろんな目的があると思いますが、それによって学習する手順だったり必要なスキルだったりがやっとわかります。
目的が決まらなかった場合の裏技
紹介した方法で目的が決まらなかった場合や、そんな面倒くさいことしたくねぇって方に裏ワザも紹介しておきますね。
プログラミングスクールの無料カウンセリングやキャリア相談を活用するのがおすすめです。「餅は餅屋」という言葉があるように、既にプログラミングを習得している人になんでプログラミングを習得したのか聞いてみるといいですよ。
キャリア相談に関しては、プログラミングだけではなく、転職するかしないかで悩んでいたり、プログラミング意外の選択肢についても検討しているのであればキャリアアドバイザーが一緒に考えてくれるため、Python習得だけではなく幅広い目的を決めてくれるので、プログラミング以外にもやりたいことがあったり。まだプログラミングが一番やりたいことではない場合は一度無料相談を受けてみるのもアリです。
キャリア相談についてはこちらの記事でまとめていますのでどうぞ
まとめ:目的を明確にすることが学習効率をあげる
目的を明確にしてあげることで、習得までの学習ロードマップが明確になり、モチベーションダウンによる挫折がなくなるのが一番のメリットです。
Pythonをこれから学習しようとしている人も、学習していたけどもっと学習効率がいい学習方法を捜していた人も、一度Pythonを習得する目的を明確にすることに時間を使ってみてください。
目的が決まったらこちらの目的別学習ロードマップの記事を参考に学習を進めていってください!
ではでは!