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人生100年時代と言われている昨今、ライフプランとキャリアプランを考えることは当たり前で、定期的に見直しを加えていくことが必要です。
僕もファイナンシャルプランナーの資格勉強をしていた時にライフプランニングの重要性に気づきましたし、その上でライフプランを実現するためにキャリアプランが大切であることにも気づきました。
そこで今回の記事では、まずライフプランの必要性と考え方について解説してから、そのあとにキャリアプランを考えなくてはならない理由をお伝えします。
就活や転職、結婚や出産などでライフイベントが控えている人はぜひ最後まで読んでみてください!
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キャリアプランとライフプランそれぞれの意味の違い
キャリアプランとライフプランどちらも計画を立てることであるために、意味が混乱しがちです。
最初に意味の違いについて理解した上でそれぞれの考え方を紹介する方が絶対にわかりやすくなりますのでまとめておきます。
仕事をつまらないものだと割り切るときのNG行為
- キャリアプラン
⇒ 理想のキャリアを築くための具体的な計画を立てること - ライフプラン
⇒ 理想の人生を歩むための具体的な計画を立てること
我々が生きていく中で、受検、就職、結婚、出産、育児、相続など様々なライフイベントが存在していますが、大体何歳で結婚して、子どもは何人までOKかとかね人生設計の事をライフプランと言います。
一方で、ライフプランを実現させるために理想のキャリアを築く必要がありますので、キャリアに限定して計画を立てることをキャリアプランと言うのです。
つまり、ライフプランが決まらない限りはキャリアプランなんて考えられるわけがないのです!
ライフプランを考える必要性
理想の人生を思い描かない限りあなたは幸せになれることはありません。なぜなら何をもって幸せなのかがわからないままだから。
何でもないようなことが幸せだったと思うという歌の歌詞がありますが、何でもないような日常ってどんな日常かを考えたことはありますでしょうか?
僕がまず最初におすすめしたいのは、大体の生活費を計算することとプラスα今の生活の不を見つけて改善し理想の暮らしをイメージすることで始めて、どれくらいのお金が必要なのかがわかるのです。
その他、「いつまでに」がわからないと準備ができませんので。大体の結婚のタイミングや出産・育児のタイミングも想定しておくことで備えておくことができます!
仕事をつまらないものだと割り切るときのNG行為
- 将来に必要なお金の計算がしやすくなる
- 結婚や育児・マイホーム購入など大きな出費に備えられる
- 理想の働き方を考えやすくなる
- 年金や補助金などお金に関する知識が身につく など
ライフプランの考え方
ライフプランを考えるときに必要なのは以下の3つに分けて考えることです。
ライフプランの考え方
- 【お金】生活防衛資金とライフプランの関係
- 【時間】ワークライフバランスを考える
- 【心】人間関係や趣味など癒しについて考える など
【お金】生活防衛資金とライフプランの関係
明日から急に収入が0になったとして大体何か月今の生活水準のまま暮らしていけるのかを生活防衛資金と呼んでいるのですが、まずは生活防衛資金の計算をしてみてください。
仕事をつまらないものだと割り切るときのNG行為
- 直近数か月の収支の計算
- 何か月分の蓄えが必要か
- いつまでに蓄えておきたいのか
例えば、直近3か月の生活費が平均すると10万円の場合、2年間働けなくなったとしても大丈夫なようにするには240万円蓄えておくことが必要です。
240万円を30歳までに蓄えておいたならば、30歳で結婚するときにしっかりと蓄えのある大人でいられますよね。
【時間】ワークライフバランスを考える
1日は24時間しかありません。たとえ年収1億円にしてあげるから1日22時間で365日働いてって言われたら、僕は断ります。
なぜなら、働いている時間とプライベートを過ごす時間のバランスが大切だから。
学生時代にアルバイトをしていると時給ってわかりやすく計算できるのですが、会社員になって月給制になると意外となんとなくで働いてしまう人も多いです。
ワークライフバランスと
- 自分の代わりはいないと思い込んで行動を起こさない
- プライベートで仕事の愚痴不平不満を言う
- ネガティブな発言をしている人たちと一緒にいる
今働きすぎていてプライベートの時間が足りないと感じているのか、もっと楽しい仕事ならもっと長く働いてもいいと思えるのか、人それぞれですが、理想のワークライフバランスについては常に考えておきましょう。
【心】人間関係や趣味など癒しについて考える
お金と時間だけではなく、心のゆとりについても考えておくことをおすすめします。
結婚相手は必要なのか、友人と遊ぶ時間は取れているのか、遊ぶ余裕はあるのかどうかなど、理想を考えてみないと
これといった趣味はないけど毎日が充実していると感じているのなら素晴らしいですが、なんか楽しいことないかなぁと、暇な時間を持て余しているのであれば、何か考えてみてもいいかもしれませんよね。
人間関係や趣味を広げるための方法一覧
- イベントに自ら参加しに行ってみる
- 体験系のレジャーに予約してみる
- 近所でまだ行ったことのない飲食店巡りをする など
キャリアプランを考える必要性
ライフプランを考えて初めて、キャリアプランが考えられるようになります。
24時間の使い方を真剣に考えるのがライフプランの考え方なのであれば、残りの仕事をする時間に費やせる時間の中で最大限お金ややりがい、色々なものを得ようとするからです。
その他キャリアプランを立てるメリットは以下の通りです。
キャリアプランを考えるメリット
- 会社員に縛られず広い働き方の選択肢を持てる
- 現状と理想のギャップを知ることでモチベーションアップにつながる
- キャリアプランが明確なだけで市場価値が高まる など
会社員以外にも副業をしてみたり、将来的にはフリーランスになった方がいいかもしれないとあらかじめわかっておけば準備ができます。
まさか、在宅勤務をしたいのにも関わらず、IT業界での経験か、工場のライン業務をやっておくべきかは考えるまでもありません。
ただ、未経験からで夜勤を駆使して今月中にお金が欲しいときとかには工場のライン業務とかはかなり便利なこともあります!
キャリアプランの考え方
キャリアプランを具体的に考えるときは以下のステップがおすすめです。
キャリアプランを考える3ステップ
- 理想の暮らしから逆算し理想の収入を計算する
- 理想の収入とワークライフバランスを考えて働き方を探す
- 理想の働き方実現のために必要な計画を立てる
理想の暮らしから逆算し理想の収入を計算する
キャリアプランを考えるときにまず考えたいのが、理想の暮らしから逆算して理想の収入を計算しましょう。
そもそも今の暮らしは理想とどれくらいのギャップがあるか計算をしてみたことはありますか?家賃や光熱費、食費などを計算してみて、本当は我慢している部分はありませんか?
健康面を気にして我慢している食べ物ならいいですけど、お金を気にして我慢している食べ物があるのであれば、頑張って収入を増やすことができたらもっと理想の暮らしに近づけることに繋がりますよね。
このように、まずは理想の暮らしについて、今の暮らしの"不"を考えることで具体的に考えてみてください!
理想の収入とワークライフバランスを考えて働き方を探す
理想の収入だけではなく、ワークライフバランスも考えて、どちらも達成できる働き方を見つけにいきましょう。
よく、やりがいやワークライフバランスを考えると給料が低くなって、給料を上げようと思うとやりがいとワークライフバランスを捨てないといけないみたいなトレードオフ的な考えがありますが間違いです。
絶対に、あなたの理想のワークライフバランスとやりがいを手に入れつつ、理想の収入も手に入れられる働き方があるはず。
あなたがその働き方をまだ知らないだけで、世の中にはいろいろな働き方が存在しています。ぜひ理想の働き方を探す旅に出かけましょう!
理想の働き方実現のために必要な計画を立てる
理想の収入とワークライフバランスが叶えられる働き方を見つけたら、実際に理想の働き方を実現させるにはどんなスキルを身に付けたりどんな経験を積めばいいのか計画を立てる必要があります。
ブログで月100万円稼ぐならば、PCを用意したり、ドメインやサーバーの契約が必要ですがスキルは特に必要ありませんので、後はひたすら稼げるようになるまで試行錯誤を繰り返すだけ。
他にも、会社員で管理職を目指すためのキャリアプランや、営業マンとしてプロフェッショナルを目指し、年収2,000万円を目指すキャリアプランなど、会社員には会社員のプランニングがあるでしょう。
僕は、残業なしの楽な会社員として安定した給料を稼ぎつつ、副業でどっかり稼ぐっていうのがおすすめのキャリアプランです!
20代のキャリアプラン・ライフプランの実態は?
株式会社ディスコという会社が、「2023年春に大学と大学院を卒業する学生に今後のキャリアプラン・ライフプランを調査した結果」が以下の通り。
2023年卒の大学生が考えるライフプラン・キャリアプラン
入社後の勤続年数は定年まで働きたいがダントツ1位
1年くらい | 3年くらい | 5年くらい | 10年くらい | 11年以上 | 定年まで | |
---|---|---|---|---|---|---|
男子全体 | 2.2 | 10.1 | 20.5 | 15.7 | 7.8 | 43.7 |
女子全体 | 0.7 | 13.9 | 22.9 | 15.6 | 6.1 | 40.9 |
総合職入社 | 0.6 | 12.1 | 23.4 | 17.4 | 6.5 | 39.9 |
総合職以外 | 1.1 | 20.0 | 21.1 | 8.9 | 4.4 | 44.4 |
まず、衝撃だったのが、入社後の勤続年数は定年まで働きたい人がダントツで多かったこと。
僕が22歳、23歳のときなんて、10年後のことも考えて仕事選びをしていなかったし、そもそもやってみないとわからないのに、定年までなんて答えは絶対に出ないと感じていましたね。
裏を返すと定年まで働きたいと思ってくれているのにもかかわらず、入社3年以内に転職してしまう人が3人に一人もいるというのが現実なんです。それだけ入社後と入社前とのイメージにギャップがあるのかもしれません。
結婚したい年齢は男女ともに20代の内
ライフプランを考える中で、家庭を持ちたいと考えている人は、男性が88.0%、女性が85.0%でした。
プラスα家庭を持ちたいと回答した人に、何歳くらいで結婚したいかを聞いた平均が、男性が29.1歳、女性が27.9歳と女性の方がやはり早めに結婚したいと回答するようです。
専業主婦になりたい女性がかなり減った!
2016年卒業時のアンケート結果と比べると、2023年卒で専業主婦になりたいと回答している割合がガクっと下がっています。ただ、注目したいのは共働きが増えたのではなく、家庭を持ちたくないと考える女性が増えたようです。
自立したいと考える女性が増えてきているのはいいことなのかもしれませんが、子どもを育てられるだけの心の余裕ができるイメージが沸かない世の中になってきているともとれるので、ちょっと僕はショッキング。
男尊女卑的な考えはさておいても、収入の面に限らず男性に魅力のある人が減ってきているからこそ家庭を持ちたくないのかもしれないので、僕は魅力的な男性でいられるように日々努力をしていきたいですね!
子どもが欲しい人が過半数
ライフプランを考える上で切っても切り離せないのが、子どもが欲しいかどうかですよね。22歳~23歳ではまだ考えていない人も結構多いものの、結果としては子どもが欲しいと回答した人が過半数を超えました。
男性の方が子どもを欲しいとする割合が多いようですが、先ほどの家庭を持ちたくないと回答する女性が増えているところを見ると、何かしらの原因があるように感じますね。
先日Artsit Pathwayというキャリアコーチングサービスを運営している、代表の河井さんとお話をしたとき「一人で育児から仕事までをやるような世の中になっていない」と仰ってましたが、その通りだと僕も感じています。
もし、結婚生活がうまくいかなかいリスクを考えたときに、家庭を持たなくてもいいなと考えてしまうのも無理はないのかもしれません。
キャリアプランもライフプランも定期的な見直しが必要
3歳で立てていた将来の夢が実現している人ってどれだけ少ないのでしょうか。
僕も小さいときはオリンピックで金メダルを取りたいとか、ノーベル賞を取りたいなど大きな目標を掲げていたのですが、今となっては...。
キャリアプランもライフプランも定期的に見直し、方向性を修正する必要があるのです。
キャリアプランとライフプランの見直しのタイミングについてご紹介します!
キャリアプランを見直すタイミング
20代で考えたキャリアプランは、ビジネス経験の浅さから、イメージとのズレが生じてしまうことも多々あります。そのため定期的に方向性やスピード感などを見直すことが重要です。
キャリアプランを見直す方法は簡単で、以下の4つの質問に答えるだけ。
キャリアプランを見直す方法
- どんな人間になりたいのか?
- 現在と理想のギャップはどれくらいあるの?
- いつまでにギャップを埋めたいのか?
- 具体的にどんなことをすればギャップは埋まる?
20代で掲げたキャリアプランに対して見直しもせず、30代になったとき、こんなはずじゃなかった...と後悔しても遅いですから、10年に1回のペースではなく、定期的な見直しをしておきましょう!
ライフプランを見直すタイミング
キャリアプランと同じようにライフプランも見直しのタイミングは必ずあります。結婚や出産は思い通りにいかないことも多いので、最初に立てたライフプラン通りにことが進まないことも多いためです。
以下の質問に対して「No」が1つでもあるなら見直しを考えてみてください!
ライフプランを見直す必要があるかどうか?
- 生活防衛資金に満足していますか?
- 生活に余裕はありますか?
- ライフイベントの予定に変化はありませんか?
- 退職金や年金に不安はない
僕も最初は25歳には結婚して子どももいる予定でしたが、20代後半を迎えた今も独身を満喫しています。結婚して子宝に恵まれる確証もありませんので、全然読めないこともあるんです。
生活防衛資金があれば将来に対する不安は多少消えますし、生活に対する余裕は副業や転職でどうとでもなります。まずは理想的なライフプランを考えてあげることで、将来に対する不安もなく順風満帆な人生に変えていきましょう!
まとめ:キャリアプランより先にライフプランを考えよう!
今回は、キャリアプランとライフプランの考え方をまとめて紹介しておきました。
ライフプランを決めてからキャリアプランを見つめ直し、ライフプランはイベントごとにズレが大きく生じることが多いため、そのたびにキャリアプランとともに見直す必要があるってことです。
まずは、この記事を読んでみて現時点でのライフプランとキャリアプランを何となくでもいいので考えてみて、さらに定期的に考え続けることで精査していきましょう!