2022年から、高校にて資産運用に関する授業が始まったこともあり、ようやくお金の知識の重要性が高まってきました。
しかし、既に高校を卒業してしまった方は、勉強する機会がありませんでしたよね。いまだにお金の知識が足りない方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、お金の知識がなぜ必要なのかが分かるように、お金の知識を身に付けるメリットの紹介と、メリットが理解できたうえで、お金の知識を身に付けるための学習方法もお伝えしていきますので、最後までよろしくお願いします!
- お金の知識ってそもそもどんな知識なの?
- お金の知識を身に付けるとどんなメリットがあるの?
- お金の知識はどうやって身につけるの?
お金の知識はなぜ必要なのか?お金の知識を身に付けるメリット4選
お金の知識は、誰しもが身に付ける必要があります。その理由はシンプルで、一生使うものだからです。
この記事を読んでいる全員がお金を使って生きています。1万円札の偉人が福沢諭吉であることは誰でも分かるでしょう。しかし、先月の支出と収入をパッと答えられるでしょうか。僕はお金の知識を身に付ける前は答えられませんでした。
日本では義務教育でお金の知識を身に付けることはないので、大人になるまで感覚的にずっとお金を使っていたので、今更になって「お金の知識は勉強して身に付けるものなの?」「お金の知識ってそもそも何?」と思う方もいるのではないでしょうか。
しかし、お金の知識を身に付ける必要はあります。むしろ、お金の知識を身に付けないで生きている人と、しっかり身に付けた人とでは、お金の使い方が変わってきます。
今までお金の知識を身に付ける努力をしてこなかった人も、この記事を読んでお金の知識を身に付ける努力を始めるべきです。その理由を、お金の知識を身に付けるメリットと合わせて紹介することでわかりやすく解説していきます。
そもそもお金の知識とはどんな知識か
お金の知識の事を、マネーリテラシーとか金融リテラシーと呼ぶこともあります。金融庁では、「生活スキルとして最低限身に付けるべき金融リテラシー」として、4分野15項目を挙げ、金融リテラシーの重要性を指摘しています。4分野15項目を基にお金の知識について簡単に紹介します。
- 家計管理をするための知識
- 生活設計をするための知識
- 基本的な金融と経済の理解ができ、適切に金融商品を選択する知識
- 外部の知見を適切に活用する知識
家計管理をするための知識
家計管理をするための知識とは、冒頭でも触れた、先月の支出や収入をしっかり把握する力です。最近では、マネーアプリやクレジットカードなどを有効活用することで管理が簡単になりつつあります。
そして、支出を見直したりする事で家計を安定させる力でもあります。よくあるのが、収入ばかり気にして「副業しなきゃ」とか「投資を始めないと」と視野が狭くなってしまう人もいますが、支出を減らすことも大事な一要素です。
支出を1万円減らすことと、収入を1万円増やすことは「手元のお金が1万円増える」という意味では変わらないことなのです。
生活設計をするための知識
生活設計をするための知識は、将来の事を考えてお金を管理するための知識です。家計管理は現在の支出を考える力ですが、将来の生活を考えることも大切です。
例えば、結婚や出産、教育、マイカー・マイホーム購入など、人生において大きなお金が動くタイミングがたくさんあります。このようなライフイベントに対してお金を備える力を身に付ける必要があります。
結婚すると決めてからお金を準備するよりも、あらかじめどのようなお金が必要になるのかを知って備えておく方が余裕があっていいですよね。
基本的な金融と経済の理解ができ、適切に金融商品を選択する知識
基本的な金融、経済の知識を身に付けるとありますが、具体的には、税金や保険の知識、金利やインフレなどの金融経済情勢を理解するための知識等です。これに加えて金融商品に関する知識も必要とされています。
金融商品とは、株式や公社債、投資信託などの資産の事で、給料をもらってずっと銀行やタンスに入れておく以外にも、資産の置き場所があるんだぞということを知る必要があると国が言っています。
知識があれば、リスクを抑えることができるのですが、知識が無ければ損してしまったりチャンスを逃してしまうこともあるため、金融商品に関する知識を身に付けることが必要です。
外部の知見を適切に活用するための知識
外部の知見を適切に活用するための知識とは、ニュースや新聞、HPなどをチェックして、より効率的な資産形成をしていく必要がある事を知っておく必要があります。
要は、自ら情報を取りに行く必要があるということです、なかには怪しいものもあります。その区別ができる、他人に良いと言われたから投資するのではなく、自分で考えて、良しと思って投資する力が必要だと言われています。
外部の知見を鵜呑みにするのではなく、自分で考えて行動し、必要な情報を収集する力が必要です。
お金の知識を身に付けるメリット4選
必要最低限のお金の知識をみにつけることで、得られるメリットは大きく4つあります。
- 家計の支出管理がしやすくなる
- 資産運用の知識が身に付く
- 社会保障や税金に関する知識が身に付く
- 将来設計をしやすくなる
メリット①:家計の支出管理ができる
お金の知識を身に付けるメリット1つ目は、家計の支出管理がしやすくなることです。
家計も一つの会社だと考えた時、赤字はマズいので黒字にしようとしますよね。そのためには、収入と支出を管理して、無駄な支出を減らす必要があります。お金の知識があれば支出を減らすことができるようになります。
具体的には、家賃や光熱費、携帯代、生命保険などの固定費を見直したり、何にお金を優先的に使うのかの優先順位を付けるなどが考えられます。
お金の知識を身に付けることで、支出を減らすことができるようになります。また、自分の優先させたい事柄も分かる為、日々の生活は十分に幸せで、尚且つお金もたまっていく状態を作ることができます。
僕の座右の銘の1つに、「永遠に生きるつもりで夢を見、今日死ぬつもりで生きよ。」というのがあります。つまり今日の事も大切にしてあげてください。
メリット➁:資産運用の知識が身に付けられる
お金の知識を身に付けるメリット2つ目は、資産運用の知識が身に付くことです。
経済的自由を手に入れるには、資産運用は必要不可欠です。お金の知識を身に付けていくことで、必然的に資産運用の知識も身に付いていきます。
近年では国が投資を推奨し始めたこともあって、株式投資、投資信託は「怪しい」ものから「知らなくてはならない」ものへと変わりました。
今はまだ、銀行預金やタンス預金しかしてこなかったあなたも、お金の知識を身に付けることで、他の資産運用にもチャレンジできます。そして、今よりも効率的に資産を増やすことができるのです。
メリット③:社会保障や税金に関する知識が身に付く
お金の知識を、身に付けるメリット3つ目は、社会保障や税金に関する知識が身に付くことです。
お金の知識を身に付けていくと、必然的に社会保障や税金の分野の知識を勉強します。僕が最初に感じたのは、社会保障が意外としっかりしていたということと、税金に関する知識がないと大分損してるなぁとかなり感じます。
そのため、社会保障や税金に関する知識が身に付くことで、無駄な民間保険や保障に加入する必要がなくなり、節税できたりと、支出が減らせるのがメリットです。
メリット④:将来設計がしやすくなる
お金の知識を身に付けるメリット4つ目は、将来設計が立てやすくなることです。
お金の知識を身に付けることで、結婚や子育て、マイカーやマイホーム購入などのライフイベントにおいて必要なお金の知識も身に付きます。
例えば、〇〇歳に、〇〇万円使って結婚式をして、〇〇歳には〇〇万円くらいの車に乗って、マイホームは△△駅の近くのマンションを購入しよう!とかっていう設計も立てやすくなります。
親御さんの介護だったり相続に関する知識ももちろん、自分の将来設計に付いて考えるいいきっかけにもなるので将来設計が立てやすいのもメリットと言えるでしょう。
お金の知識を身に付ける学習方法4選
お金の知識を身に付けるメリットが理解できたところで、実際に知識を身に付けるための学習方法を紹介していきます。
今回は、以下の4つの方法を紹介します。大体この4つの方法のいずれかを選択してくれれば、必要最低限の知識は身につけられるでしょう。
- 本・書籍を読む
- インターネットやYouTubeを視聴する
- 金融関連の資格を取得する
- マネーセミナーや講演会に参加する
お金に関する書籍を読む
お金の知識を身に付ける方法の1つに本・書籍を読む方法があります。マイペースかつ体系的に学習することができるため、スキマ時間や通勤通学中に学習したい人におすすめです。
本を読む習慣があまりない人については、U-NEXTがおすすめです。U-NEXTは、映画やドラマが見放題のサブスクリプションとして有名ですが、実は電子書籍を購入する事もでき、月額費用にポイントが組み込まれているので、毎月1000円程度の書籍であれば購入が可能です!
普段、映画やドラマを見ている習慣の一部を読書に変えてあげるだけでも、お金の知識は身に付きますので、お金の勉強の第一歩目としてはかなりおすすめです。
まずは無料トライアルで使い方とかを試してみるといいですよ!
インターネットやYouTubeを視聴する
お金の知識を身に付ける方法の2つ目は、インターネットやYouTubeを視聴する方法です。YouTubeにはお金の知識に特化したチャンネルが複数あったり、Webサイトも数多く存在しています。
お金がかからないメリットが有る一方で、分かりづらいものが合ったり、完結しておらず情報が不足しているデメリットもあります。
そのため決まった分野の知識だけをピンポイントで身に付けたい場合にはインターネットやYouTubeの視聴がおすすめです。
金融関連の資格を勉強する
お金の知識を身に付ける方法3つ目は、金融関連の資格を勉強する方法です。金融関連の知識を問う資格は様々で具体的には、FP技能検定や日商簿記検定などがあります。
日常生活で必要な知識をみにつけるのであれば3級FP技能検定の学習をおすすめしており、就職や転職に活かしたいのであれば、2級FP技能検定と日商簿記検定2級どちらかを学習することをおすすめしています。
その他にも税金だけに特化している資格が合ったり、年金だけに特化した資格などがありますが、基本的なお金の基本的な知識を身に付けたいということであれば、3級FP技能検定から学習するのがおすすめです。
マネーセミナーや講演会に参加する
お金の知識を身に付ける方法4つ目は、「セミナーや講演会に参加する」方法です。お金の専門家が、税金や、年金、投資信託などいろいろなテーマでセミナーを開催してくれています。無料で参加できるものも結構多いです。
「マネーセミナー 〇〇県」などで検索すると開催情報が出てきます。怪しいセミナーに参加したくない人も、事務所や会社に訪問するのではなくZoomなどのオンラインでのセミナーを受講することで、変な商品を売りつけられる心配もありません。
ただし、セミナー会場に実際に足を運ぶと、同じようにお金についての知識を身に付けたい仲間が見つかって、人脈が広がっていくのがメリットです。
まとめ:自分が行動しないと何も始まらない
結論、お金の知識を身に付けるには自分の行動が必要です。本を読むにしても。YouTubeを視聴するにしても、時間の投資が必要です。
しかし、せっかくの休日をゴロゴロTikTokを見たり、エンタメのYouTubeを見て休日が終わってしまっている人も多いのではないでしょうか。まずは1日30分でも、15分でも自分の知識のために時間を投資してみてください。数年後の自分の資産に変化が見られるはずです。
是非、1歩目を踏み出して一緒に頑張っていきましょう!ではでは!