僕は高校を卒業してから1年間の浪人を経験しました。
浪人生活では、今まで学生生活を当たり前のように行ってきた中で、いきなりレールから外れたみんなとは違う生活を送ることができます。
予備校に通っている人なら、周りに沢山同じ境遇の仲間もいるかもしれませんが、僕は予備校に通っていなかったので、周りは大学生、僕だけニート。みたいな生活を送っていたのでとても新鮮でした。
そこで今回は浪人の1年間で経験して感じたメリットと、辛いから覚悟したほうがいい点をまとめておきます。
この記事を読むことで、
- 浪人するメリット
- 浪人するデメリット
- 自分が浪人するべきか、しないべきか
がわかります。
実際に浪人するかしないか悩んでいる人へ、少しでも参考になれば幸いです。
- これから浪人をするが不安
- 浪人するかしないか悩んでいる人
- 1年間フリーになる人
- 高校卒業後の進路に悩んでいる人
浪人を決断した僕の体験談
僕は志望校以外は受けなかったので、浪人か、夢のキャンパスライフかの2択で見事に惨敗し浪人生活へ突入しました。(笑)
親に迷惑をかけたくなかったため、予備校に行くお金を自分でためてから夏から秋にかけて、予備校に入る計画でバイトをはじめました。
バイトが楽しくて、夏が終わってもバイト三昧で志望校を下げて、1年前とは全く違う大学を受験し、合格。
無事浪人生活を終えるのでした。
僕とは違った理由で浪人をする事になっている人もいると思います。
例えば、第一志望に合格できず、第二志望に合格していて、行くか浪人かで悩んでいる場合などは、僕とはちょっと違うかもしれませんね。
ただ、僕が経験した1年間を赤裸々に伝えるので、浪人するか、しないかの判断基準の1つになれば幸いです。
浪人生活にはメリットがたくさんある
実際に浪人を経験してまず伝えたいのは、浪人生活にはメリットがたくさんあることです。
これから浪人をすることが決まっている人や、浪人するかしないかで悩んでいる人は、不安を感じている人も多いことでしょう。
しかし安心してください。僕は浪人してよかったと心から思っています。
実際に浪人を経験した僕が感じた浪人生活のメリットについてまとめていきます。
そのどれもが「レールから外れること」が要因なので、まずはレールから外れることとはどんなことなのかをまとめるところから始めます。
レールから外れることとは
浪人生活とはレールから外れた生活を送ることです。
我々日本人は、物心がついたときから義務教育と呼ばれる制度によって当たり前のように学校に通う生活をしてきました。
小学校、中学校、高校とそのまま進学をするのが多数の時代なので、大学に合格できないことで初めて少数の道に入る人もいるでしょう。
僕は少数の道に入ることを「レールから外れる」と表現しています。
ただ、少数の道が必ずしも悪ではないことを先に伝えておきます。
周りのみんなが次々と志望校に合格した報告しているのを、妬ましく思う人もいるんじゃないでしょうか。
でも、安心してください。
志望校に合格した人には、学ぶことができない貴重な体験が、レールから外れることです。
レールから外れることで得られるメリット
- これからの人生を見直す時間ができる
- 友達が先にキャンパスライフを送ってくれているのを見れる
- 失敗を知っていることで行動力が増す
- 価値観が変わる
これからの人生をどう送りたいかを見直す時間ができる
浪人していて感じたメリット1つ目は、この先の人生について一度ゆっくり考える時間を設けられる点です。
物心ついたときから、学校に通っていたため、何もしなくていい平日を1年間も過ごすのは、赤ちゃんの時以来でした。
赤ちゃんの時と違うのは、自分で考えて行動できる点。
働いてお金を稼いだり、好きなところへ行き学ぶことができます。
自分のやりたいことに時間を使えるため、かなり有意義な1年間を過ごすことが可能です。
高校生活でそのまま進学することと違う点は、ゆっくり自分と向き合う時間があるのと、友達の意見に惑わされることなく自分で進路を選ぶことができる点です。
高校から現役で進学した場合、「友達と同じ大学に行く」とか「やりたいことがないからとりあえず近いところ」などと、自分のほんとうに行きたい大学ではない大学に行っちゃった友達を僕は見てきました。
実際、僕の周りの友達で、自分のやりたいことが明確に決まっていて、その目標のために大学に進学した友達は圧倒的少数派でした。
1年間のまとまった時間で、もう一度自分の進路をゆっくり考えることができるのは浪人する上でのメリットです。
友達が先にキャンパスライフのリアルを見せてくれる
浪人してみて感じたメリット2つ目は、同い年の友達が先にキャンパスライフのリアルを見せてくれる点です。
志望校に先に入った友達がキャンパスライフを送っているのを羨ましく思う反面、イメージと違うことに気づけることもあるし、イメージ通りで更に行きたい気持ちが増すかもしれません。
実際に僕は浪人時代入ったバイト先で、同い年の友達が行っていた大学で学べることを聞いて興味を持ったり、現役時代行こうとしていた志望校に行った友達が、あんまり楽しそうではなかったのを見たりして、志望校をガラリと変更しています。
また、浪人せずに第二志望の大学に行って後悔している友達もいました。
先に自分の周りに大学生がたくさんいる生活をすることは、キャンパスライフのリアルを先に見てから進路を選べるのでメリットです。
失敗を経験していることで行動力が増す
浪人時代に感じたメリット3つ目は、失敗を経験していることです。
僕も志望校に合格できなかったときは、正直凹みました。
しかし、受験に失敗はしたけど、全く死んでいないし、今楽しく生活できているので、思い返すと浪人してよかったと心から思っています。
更に、すでに失敗を知っていることで、新しいことにチャレンジする勇気が湧いてきます。
実際に僕は浪人が終わってから大学1年生で起業しようとし、いろんな交流イベントに参加し、そこで出会ったツテで長期インターンシップに参加したり、大学生の中でも貴重な経験ができました。
失敗を恐れずにチャレンジできたのは、一度失敗を経験しているからです。
価値観が変わる
浪人すると年齢と学歴に関する価値観が変わります。
1年浪人してから、入った大学には当たり前に年下の人がほとんどでした。
今までは、同い年しかいなかったところに、逆に年下がほとんどの生活をしたときに、年齢なんて関係ないなと感じました。
社会に出ると、年下が上司だったり、年上の部下ができたりするので、年下や年上が同じ学年にたくさんいる生活ができたのは良かったです。
また、志望校を下げたのにも関わらず、いろんな面白い友達にも出会えました。
偏差値は下がったものの、学生で企業をしている同級生がいたり、何百人も集まるイベントを主催している学生がいたり、素直にすごいと思える学生がたくさんいました。
学力ってあんまり関係なくなっていくんだなと感じれたのは大きかったです。
浪人時代辛かったこと
浪人時代辛かったことは、あんまりないです。
僕は宅浪(予備校に通わず家で勉強する浪人のこと)だったので、もしかしたら予備校でたくさん勉強していた人は、僕よりも辛かったのかもしれません。
ちょっと勉強が足りなかったか、勉強の仕方が少し間違っていただけなので、いま落ち込んでいる人も、何日か経つと、また自然と勉強に取り組むことができるでしょう。
なので僕は浪人生活が原因で辛かったことは特にないです。
強いて言うなら、2回目の受験期に同い年の友達が、大学の春休みでワイワイしていて羨ましかったくらいです。。
浪人するかしないか悩んでいる人へ
僕は、浪人肯定派です。
1年間の浪人生活を振り返ると、一瞬でした。
「もうだめだぁ。」と投げやりになって落ち込んでいてもあっという間。
もう一度、自分のこれからを見直し新たな行動をしていても間に終わります。
18-19歳の1年間で19歳から100歳までの人生設計をゆっくり考えられると考えたら、有意義な1年にできることでしょう。
浪人生活中辛かったら僕に連絡してください。
なにが辛いのかくらいのお話を聞くことくらいはできます。
まとめ
浪人するかしないか迷っているなら、浪人しましょう!
迷っているのであれば、その進路に自分が100%納得できていない証拠です。
僕は、浪人して、志望校をガラリと変更して考えて入った大学では、今の人生につながるプラスの経験をたくさんできました。
浪人していなかったら、きっとこんな生活を送れなかったと思うので本当に浪人してよかったです。(滑り止めの大学を受けず妥協しなくてよかった。)
浪人生へエールを。
一緒に頑張りましょう!!