
正直やりたいことも別になくてなんとなく正社員のほうがいいのかなぁとは思っているのですが、正社員にこだわる必要ってあるのでしょうか?
できれば正社員以外の良いところだったり、正社員以外の道も教えてほしいです。
こうしたあなたへ向けた記事です。
この記事では、正社員にこだわる必要がない理由と、正社員以外の道を選ぶときに必要な情報を紹介します。
そもそも、どうして正社員にこだわってしまうのか理由を考えると以下が仮説として挙げられます。
- そもそも正社員の道しか知らない
- 「正社員 = 安定」のイメージが強すぎる
- 正社員のほうがメリットが多いと感じている
日本の義務教育では、正社員以外の方法を教えてくれませんので、自分で調べて選択する必要があるのです。
この記事を読めば、「正社員と正社員以外のどちらを選べぶべきかがわかる」「正社員が安定といわれている理由がわかる」「あなたにとって正社員のほうがメリットが多いか少ないかがわかる」の3点わかる君セットを提供します。
Contents ~好きなとこだけ読む!~
なぜ?正社員にこだわるのか?調査してみた結果
正社員にこだわる理由は、正社員のほうがメリットが大きいと感じている人が多いからだと考えています。
しかし、日本では正社員以外の道を教えられることなく育てられるため、実情をあまり理解しないまま「大企業 = 成功」「正社員 = 安定」のイメージがあります。
僕が、SNSやインターネット上、周りの友達などから正社員にこだわる理由を聞いた結果が以下です。
- そもそも正社員以外を考えたことがない
- 正社員のほうが給料が高い
- 正社員には「ボーナス」と「退職金」がある
- 正社員のほうが「ローン」が組みやすい(社会的信用が高い)
大きく分けると「正社員以外の知識がない」「お金の問題」の二つです。
理想の働き方研究室では、「心の余裕」「お金の余裕」「時間の余裕」の3つの余裕を満たせる働き方が理想の働き方であるとしているので正社員で3つの余裕を満たせるのか?について警鐘を鳴らしていきます。
当サイトの理想の働き方の定義
- 「心」・「お金」・「時間」の3つの余裕を生む働き方
理想の働き方を見つけるためには、あなたの自己理解が必要不可欠です。詳しくは以下の記事で紹介しています
人生の分岐点でどうするか!決断に必要なのは「自己理解」だったワケ
正社員以外の道を知らない?
日本の教育上、義務教育を受けて、できるだけいい高校に行き、いい大学へ行き、大企業へ就職するのがエリートなイメージがついていますよね。
そのため、「できるだけ大きな企業で安定した暮らしをするために」勉強しているような気がしていました。
しかし、近年では正社員以外の働き方も脚光を浴びていて、人によっては「正社員以外」のほうが向いている人もいます。
以下では正社員以外にどのような働き方があるのか、正社員と正社員以外の大きな違いについて紹介します。
正社員の方がお金の余裕が大きいから
確かに、国税庁の「令和3年分民間給与実態統計調査」によると、正社員の平均年収は508万円で非正社員の平均年収は198万円です。 平均年収に310万円の差があるとされています。
収入だけ見ると確かに、「派遣社員で働くよりは、正社員になろう!」と思う気持ちはわかります。
では、同一労働同一賃金という制度によって、お金の余裕が徐々に崩れてきているので「正社員」であるメリットが少なくなってきているのです。
以下では正社員にこだわる必要がない理由を紹介していきます。
正社員にこだわる必要はない理由
正社員にこだわる人の理由から、「正社員以外を知らない」と「収入的な安定がある」がありました。すなわち、正社員以外の働き方を知って、収入的な不安を解消する方法をすることができるならば、「正社員にこだわる必要はない!」ということです。
以下では正社員でも「収入的な安定」が崩壊してきていることを紹介します。
正社員が安定といわれていた二大巨頭である「終身雇用」と「年功序列」が崩壊してきているという内容です。
怖くて夜も眠れなくなってしまうかもしれません、、、
終身雇用制度の崩壊

終身雇用制度とは、「一度入った会社で定年まで面倒を見てくれる制度」ですが、近年ではリストラや不景気で経営困難という観点から、終身雇用の継続は難しいとされています。
トヨタ自動車の豊田社長が「終身雇用を守っていくのは難しい」と発言したことで有名になりました。
すなわち、終身雇用に頼るのではなく、いつ解雇されても生きていけるような準備が必要だということです。
年功序列制度の崩壊
年功序列制度とは、「入社してから長く働き続けている人のほうが給料が高くなる制度」ですが、近年では年功序列制度が崩壊しているといわれています。
上記のグラフは、厚生労働省が出している「賃金構造基本統計調査」によるものですが、勤続年数に対する賃金の上昇率が、1976年、1995年、2019年の3段階で減少している事がわかります。
50年前までは正社員で働いていれば給料がたくさん上がっていたのですが、近年では多少は上がるがわくわくはしない程度らしいです。
昇給が見込まれるかは就業規則で確認!
「うちの会社ってどれくらい昇給が見込めるのかな?」
と疑問に感じたときは就業規則をCheckしてみてください。あるいは、あなたの上司がどれくらい稼いでいるのか、どれくらいお金に余裕がありそうかを考えてみるのも一つの方法です。
万が一、理想的な暮らしをしている上司がいる会社なのであれば今の働き方を続けることがベストかもしれませんね!
理想の働き方への意識の変化
株式会社ジンジブが令和4年に高校新卒新社会人(18歳~20歳)へ理想の働き方を調査したところ、「プライベートや趣味の時間を大切にできる働き方」がダントツ1位でした。
すなわち、「お金」だけもらえても理想とは言えないという結果が現れているのです。
ワークライフバランスという言葉が注目を浴びているように、「お金」だけでなく「時間」も大切にしていく必要があります。

確かに、どれだけ給料が高くても、休みが1日もないんじゃ意味ないですよね...
正社員以外の働き方もおすすめな理由
正社員以外の働き方として有名なのが以下の3つです。
- アルバイト・パート
- 派遣社員
- 契約社員
- フリーランス
あなたはそれぞれの働き方にどのようなイメージを持っているでしょうか?
「おそらく、正社員より下に見ていると思います。」
確かに「収入」だけ見れば、正社員が平均的には上ですが、「理想の働き方」は人それぞれなので、正社員以外のおすすめポイントも紹介しておきます。
メリット①:時間的自由度が高い
正社員以外の働き方は、正社員と比べて「時間的自由度が高い」です。
残業をしなくてもよかったり、シフトを自由に組めたりなど、自分の時間を大切にしながら働くことができます。
そのため、趣味にも時間を使いたい人や、僕のようにブログを書きながら生活費だけ稼ぎたいみたいな夢を追っている人におすすめです。
メリット②:フリーランス(個人事業)なら収入の天井がない
フリーランス(個人事業)では、収入に天井がありません。
「会社員をやめて、独立したら年収が10倍になった!」なんて話もよく聞いたりするように、収入も自分で選べるのがフリーランスの良いところ。
会社員をやっている限り、給料は上司(社長)が決めているので、あなたが社長の給料を超えることはなく、もっと言うなら、大体の天井が見えてしまいます。
就業規則を見ると、上司の給料がわかることもあります。業務内容を比較し「割に合わない」と感じて出世欲がなくなったはありませんか?

僕が会社員にならない理由の一つが、会社員で「あの人みたいになりたい!」と思わせてくれる人にまだ出会ってないからです。
メリット③:正社員よりもスキルを身に付けられる
正社員よりもスキルを身に付けることができます。
社会人の平均勉強時間は6分といわれているほどに、スキルを身に付けようとしていないことがわかります。正社員としての業務が大変すぎて他で努力する気力が沸かないって人も多いのかもしれません。
しかし非正規であれば、仕事も割と楽なので比較的疲れず、業務外の時間でスキルを身に付けることができます。あるいは、個人事業で経営的観点からのスキルアップも可能です。
終身雇用の崩壊で、今後は正社員でもスキルがない人たちはどんどんと淘汰されていくことが予想できますので、スキルアップができないようなら正社員として働くメリットはないでしょう。
20代で身につけるべき将来性の高いスキル
- マーケティングスキル
- デジタルスキル
- コミュニケーションスキル
正社員にこだわり続けたほうがいい人もいる
ここまで読んでいただくと、「正社員になるべきか」「正社員以外を目指すべきか」悩む人も出てくると思うので、「正社員に向いている人の特徴」と「向いていない人の特徴」をまとめておきます。
正社員に向いている人の特徴
正社員に向いている人の特徴は以下の三つ。
- 一緒に働きたい人が会社にいる人
- 正社員としての給料が高いと感じている人
- 刺激的な道より安定している道を行きたい人
すなわち、「目標とする人」と「安定志向」です。
一緒に働きたいと思える人や憧れの人がいることはとても素晴らしいことなので、正社員に向いていると思います。
あとは、正社員としてもらえる給料で現状も将来へも不安がない人も正社員に向いているでしょう。

僕も、尊敬する人がいる会社委になら入りたいのですが、入る前にそれを見つけるのが難しかったりします。
正社員に向いてない人の特徴
逆に正社員に向いていない人の特徴を紹介します。
- 早起きや満員電車がイヤ
- ルールや習慣に縛られたくない
- 毎日同じ生活の繰り返しに耐えられない
すなわち、「自由」とか「わがまま」に生きたい人ですね。
僕の場合は、幼少期から大学に入るまで「やりたいコト」が結構変わってきていたのと、一人で没頭できることが好きなので、会社員としてチームプレーをするより、自分のやりたいことをもくもくと勧められそうな個人事業を選んだってだけです。
お金の使い方も時間の使い方もたくさん考えて好きに使えるのでとても楽しいですよ!
正社員以外で稼ぐ!おすすめの働き方を紹介!
正社員以外で稼ぐ働き方としておすすめなのは、「個人で稼ぐ」方法を取り入れていくことです。
例えば以下。
- 派遣社員 × 個人事業
- 正社員 × 個人事業
- 個人事業 × 個人事業
個人事業と聞くと「難しそう」とか「私には無理」と思ってしまう人もいるかもしれませんが、そんな難しく考えなくても大丈夫。
簡単なところで行くと、メルカリに不用品を出品するのなんかは、発展させたら個人事業です。当記事では、雇われ以外で収入を得ることを個人事業と定義しています。
より具体的にイメージできるようにそれぞれ解説していきます。
派遣社員 × 個人事業
派遣社員と個人事業を組み合わせた働き方です。
例えば、派遣社員としてコールセンターで働きながら、お休みの日にブログを書いたり、ネットショップを運営したりしていくことです。
生活費は派遣で稼ぎつつ、夢のある個人事業へ挑戦する。もしもブログで月に20万円以上稼げたならば、派遣での仕事も不要になりますよね。
派遣社員の時間的自由を使って挑戦する働き方ですね。
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正社員 × 個人事業
副業OKの企業で正社員をしているのであれば、「正社員 × 個人事業」でもいいですよね。
中には、休日出勤もなく残業も少ない余力が残っている正社員の方もいると思いますので、正社員として生活費を稼ぎつつ、個人事業でさらなる高みを目指すのもおすすめです。
正直副業がばれるのが怖いとかは、心配しなくてもいいです。「バレるくらい稼げているのであれば将来安泰です!」
正社員にこだわらないのは、個人事業で生計を立てられるようになったら、辞める辞めないが自由となる点ですね。
個人事業 × 個人事業
個人事業と個人事業を組み合わせるのもおすすめです。
例えば、「ブログ × Webライター」や「ネットショップ × ブログ」など、相性の良い個人事業を組み合わせて、相乗効果を狙う働き方です。
Webライターやネットショップは未経験からでも即金性が高く、ブログは長期的な目線で資産を作っていくことができるので、とても相性がいいです。
他にも資産運用を取り入れてみたりすることで正社員にこだわる必要なく働くことができます。
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正社員以外の選択肢を考えるなら必要なマインドセット
ここまで読んでみて「正社員以外の道もアリだな」と感じてくれた人向けに、「正社員以外の道を目指すときのマインドセット」をお伝えします。
- 自分との対話を大切にすること
- 自由 =楽 ではないこと
- コツコツとやり続けること
詳しく見ていきましょう。
自分との対話を大切にすること
僕が一番大事だと思っているのが「自分との対話を大切にすること」です。
あなたの人生はあなたのものであり、本当にやりたいコトを見つけてあげるのもあなたにしかできないのです。
もちろん、やりたいことを一緒に探してもらうサービスなどはありますが、結論を出すのはあくまでもあなたなので、今後の人生をどう生きたいかを考えるのはいつもあなた次第です。
自由 =楽 ではないこと
正社員以外の道は「自由度が高い」です。しかし「楽」な道ではありません。
正直、正社員のボーナスとか、退職金とか、家賃補助とか、いろいろとうらやましいことはたくさんあります。
それでも、僕の周りでは「楽しそうにしている正社員」よりも「楽しそうにしている正社員以外の人」のほうが多いなぁと感じています。
僕も正直めちゃめちゃ楽しいです。「人生を楽しむこと」を考えるのであれば、楽な道ではなく自由な道を選んでほしいです。
コツコツとやり続けること
コツコツとやり続けることは絶対に必要です。
正社員の人も、月曜日から金曜日しっかり出勤しているのと同じで、個人事業もコツコツと続けていかなければなりません。
派遣社員をやりながらでも、正社員をやりながらでも、個人で稼ぐことを目指すならどれだけ時間を作って、続けられるかです。
理想の働き方研究室では「正社員以外の道」を目指す人に向けて「コツコツ継続するコツ(ダジャレではありません)」などもお伝えしています。
一緒に頑張っていけたら僕もうれしいです。
まとめ:あなただけでも一歩踏み出してくれたら嬉しいです
今回は、「正社員にこだわる必要はない!」という主張をもとに、こだわっている人がなぜこだわっているのか、「それって本当に必要なこだわり?」という部分のお話をしていきました。
結論としては「あなたがどう生きたいか」であり、こだわる必要はありません。
多様な働き方が可能になった令和という時代なので、まずは「どう生きたいか」を考えてから、必要であれば「正社員」必要なければ「正社員以外」の道を歩んでみてはいかがでしょうか。